12がつ 11にち かようび
もう4か月も前のことになりますが、グアテマラで在外研修を実施しました。
報告することをすっかりわすれていたので、いまさらですがちょこっと書きたいと思います。
8月7日~10日の4日間、中南米6か国のボランティアとそのカウンターパートをグアテマラに招待し、算数の研修及び交流会を行いました。
参加した国は、ホンジュラス、ドミニカ共和国、パナマ、エクアドル、パラグアイ、コロンビア。
どの国も小学校で算数を中心としてボランティアが活動しています。
この中で、ホンジュラスとグアテマラは協力隊員の活動のもとに算数の教科書が作られ、その後国定教科書となって現在使用されています。
ドミニカ共和国では現在、国定教科書にすることを目指して隊員が奮闘中です。
研修会の内容としては、
・各国の紹介
・グアテマラの現地教員による公開授業
・各国によるミニ講義
・意見交流会
・カウンターパートによる発表
・教材展示会
などなど
それぞれの国が自分たちの活動に関して発表する機会を設けて、それぞれの知識や経験を共有できるようにしました。
グアテマラ隊員4名、ばったばたでめまぐるしい日々でしたが、他国の隊員に助けられなんとか終えることができました。
この研修を通して一番効果があったのは、現地の先生たち。
他の国でも、算数教育向上のために頑張っている教員がいること、そして新しいアイディアに触れ、経験を共有できたことで、やる気が出てきたようです。
隊員同士も、それぞれの活動に刺激を受けて、今後の活動の肥やしにすることができました。
中南米はアメリカやヨーロッパからの援助などを受けて、発展してきています。
パナマなんて、パナマ運河の恩恵によって首都は何十階建てのビルがいくつも立ち並ぶほどの栄えっぷりです。
でも、大事なところにお金が使われていない。こともよくあることで、
お金の使い道も間違っているのでは?と思わされることもしばしばです。
パナマの首都では学校で子どもに一台パソコンが配布されるようです。
算数は基礎・基本が最も重要です。重要だと思います。
だけど、こっちの考えは複雑なもの・難しいものがすごいものだという考え方です。
1ケタ、2ケタの計算がしっかりできることよりも、5ケタ6ケタの計算をやらせたがります。
足し算や引き算がままならないのに、割り算や分数を教えたがります。
難しいことができることがすごいことだから。
私立の学校では、1年生で足し算から分数まで一気に教えてしまいます。
親は自慢げに、この子はもうこんなことも習ってるのよ、と言います。
たしかに難しいことができることはすごいことですが、基本が身に付いていないのにやっていることなんてまやかしにすぎないんじゃないかなと思うんです。
5ケタ6ケタの計算なんて、日常生活にほとんど出てこない。出てきたとしたら電卓という画期的な機械を使えばいい。
そんなことより、1ケタ2ケタの計算をしっかりできるようにした方が、何倍も役に立つのに。
そもそもこっちの教育が、基礎・基本を教えない、なぜ?を伝えない教育だから、そこに重きを置かないのはしょうがないことなのかもしれない。
私たち隊員はそのことをなげいていました。
でも、日々私たちとともに活動するカウンターパートの先生たちは考えが変わってきたようで、
大事なことはなにか、日本人から教わったことなどを発表してくれました。
些細な考えの変化も、時が経つにつれ大きなものへと変わっていく。
この研修を通して、日本人だけが頑張ってるんじゃない。
現地の先生たちがこれまでの教育は少し違うんじゃないかと疑問を持ち、日本の教育に触れて良いものをこの国にも入れていきたい、変化を求めて良くしていきたいと感じてくれたからこそ、
私たちの活動が意味のあるものになるんだと実感しました。
他国の、日本人と働く現地の先生方の力強さに圧倒されました。
自分たちの国にとどまらず、中南米の国々で集まって今回のような交流をもてたことは、
私たちボランティアにとって大きな励みとなりました。
この研修後の反省会で、フローリーが私に、
「私たちはまだなにも達成していないわ。やると言ってきたことを半分もできていない。もっとがんばらなきゃだめね。」と言いました。
正直、この言葉を聞いて落ち込みました。なにもできていなかったなと。
でも、そんな風に感じてくれていることは、ボランティアとして喜ぶべきことだと他の隊員に言われ、思い直しました。
「私たち」、よき仲間として前に進んでいこう、と。
来年1月からまた新しい一年が始まる。
気持ちを入れなおして、また歩き出そう。
2012/12/11
2012/12/05
顔晴ろう
12がつ いつか すいようび
自分に自信を持って、自分のことが大好きな人は世界にどれだけいるんだろう。
自分の悪いところも、いいところも全部ひっくるめて、愛おしいと思えたら、大切だと思えたら、
どんなに幸せだろう。
キラキラ輝く人をみて、うらやましいと思う。
自分にないものを持っている人を素敵だと思う。
でも、そう思う裏側ではいつも、自分と比較して、自分がとてもちっぽけな存在に感じる。
人には適材適所っていうのがあって、
前に出て人を引っ張っていくリーダーがいれば、陰で支える縁の下の力持ちがいる。
自分はこういうタイプだとわかって、そうすればいいとわかっても、
やっぱりないものねだりしてしまう自分がいる。
自分が自分を認めてあげないで、誰が認めてくれるだろう。
いくら他の人が優しい言葉をかけてくれたって、自分が納得しなきゃ何も変わらない。
今までずっと、変わりたいと思い続けてきたのに。
ここにきても、同じことで悩む自分は何も成長してない気がする。
ううん、何かは変わり始めてきた。
でもいつも同じところでつっかかるのは、ちゃんと自分の中で消化できていないことがたくさんあるからなのかもしれない。
自分がなにをしたいのか、これからどうなっていきたいのか、
逃げないで考えなきゃいけない。
考えるだけじゃなくて、今度はちゃんと行動しなきゃいけない。
その過程ひとつひとつが、全部自分の糧となって、自分を成長させてくれるから。
山口でお世話になった方が、私に言ってくれた言葉。
残りの任期、グアテマラの人々と顔が晴れますよう。
顔晴って(がんばって)ください。
顔が晴れると書いて、「顔晴る(がんばる)」。
素敵な言葉だなぁと思った。
今の自分はあんまり顔が晴れてないなぁとこの言葉を見て感じた。
がんばるって言葉、好きじゃなかったけど、これを聞いて顔晴りたいなって思った。
なりたい自分になれるように、
あたたかいお日様の下で、顔が晴れるように。
自分に自信を持って、自分のことが大好きな人は世界にどれだけいるんだろう。
自分の悪いところも、いいところも全部ひっくるめて、愛おしいと思えたら、大切だと思えたら、
どんなに幸せだろう。
キラキラ輝く人をみて、うらやましいと思う。
自分にないものを持っている人を素敵だと思う。
でも、そう思う裏側ではいつも、自分と比較して、自分がとてもちっぽけな存在に感じる。
人には適材適所っていうのがあって、
前に出て人を引っ張っていくリーダーがいれば、陰で支える縁の下の力持ちがいる。
自分はこういうタイプだとわかって、そうすればいいとわかっても、
やっぱりないものねだりしてしまう自分がいる。
自分が自分を認めてあげないで、誰が認めてくれるだろう。
いくら他の人が優しい言葉をかけてくれたって、自分が納得しなきゃ何も変わらない。
今までずっと、変わりたいと思い続けてきたのに。
ここにきても、同じことで悩む自分は何も成長してない気がする。
ううん、何かは変わり始めてきた。
でもいつも同じところでつっかかるのは、ちゃんと自分の中で消化できていないことがたくさんあるからなのかもしれない。
自分がなにをしたいのか、これからどうなっていきたいのか、
逃げないで考えなきゃいけない。
考えるだけじゃなくて、今度はちゃんと行動しなきゃいけない。
その過程ひとつひとつが、全部自分の糧となって、自分を成長させてくれるから。
山口でお世話になった方が、私に言ってくれた言葉。
残りの任期、グアテマラの人々と顔が晴れますよう。
顔晴って(がんばって)ください。
顔が晴れると書いて、「顔晴る(がんばる)」。
素敵な言葉だなぁと思った。
今の自分はあんまり顔が晴れてないなぁとこの言葉を見て感じた。
がんばるって言葉、好きじゃなかったけど、これを聞いて顔晴りたいなって思った。
なりたい自分になれるように、
あたたかいお日様の下で、顔が晴れるように。
2012/11/08
地震がおきました
11がつ ようか すいようび
11月7日午前10時35分頃、グアテマラのレタルレウ県から85キロ離れた海洋沖を震源地とするマグニチュード7.2の強い地震(震源地の深さは約40キロ)が発生しました。
地震から一夜明けた今、報道によると、
50名の死者、150名の負傷者、21名の行方不明者、1万7千人に影響が出ているということです。
私の住んでいるケツアルテナンゴ県では10名の方が亡くなり、建物が崩壊したり、土砂崩れが起きている場所もたくさんあります。
幸いなことに、私は元気です。
地震が起こった時、家の外で洗濯物を干していたんですが、大きな揺れに立ちすくんでしまいました。
グアテマラの家はコンクリートのブロックをただ積み重ねてあるだけなので、家の中にいたら建物が壊れて生き埋めになってしまうし、外に逃げても電柱や他の建物が倒れてきたり、土砂崩れもあったりで、どこに逃げたらいいかわからないなーと思っていた矢先の出来事。。
グアテマラでこんなに大きな地震は1976年以来だったんだそうです。
小さな地震はたまにありましたが、いきなりおおきなのが来たので本当に驚きました。。
うちの家はみんな無事で、家にも被害はありませんでした。
他のグアテマラ隊員もみんな無事です。
ただ一部の県では電気や水がとまっているところもあり、しばらくは不便な生活が続くと思われます。
グアテマラ内でも早速被害の大きかった県へ支援物資を送ったり、各地で募金活動などが始まる模様です。
またなにかあれば報告します。
11月7日午前10時35分頃、グアテマラのレタルレウ県から85キロ離れた海洋沖を震源地とするマグニチュード7.2の強い地震(震源地の深さは約40キロ)が発生しました。
地震から一夜明けた今、報道によると、
50名の死者、150名の負傷者、21名の行方不明者、1万7千人に影響が出ているということです。
(グアテマラ新聞:Prensa Libreより)
私の住んでいるケツアルテナンゴ県では10名の方が亡くなり、建物が崩壊したり、土砂崩れが起きている場所もたくさんあります。
幸いなことに、私は元気です。
地震が起こった時、家の外で洗濯物を干していたんですが、大きな揺れに立ちすくんでしまいました。
グアテマラの家はコンクリートのブロックをただ積み重ねてあるだけなので、家の中にいたら建物が壊れて生き埋めになってしまうし、外に逃げても電柱や他の建物が倒れてきたり、土砂崩れもあったりで、どこに逃げたらいいかわからないなーと思っていた矢先の出来事。。
グアテマラでこんなに大きな地震は1976年以来だったんだそうです。
小さな地震はたまにありましたが、いきなりおおきなのが来たので本当に驚きました。。
うちの家はみんな無事で、家にも被害はありませんでした。
他のグアテマラ隊員もみんな無事です。
ただ一部の県では電気や水がとまっているところもあり、しばらくは不便な生活が続くと思われます。
グアテマラ内でも早速被害の大きかった県へ支援物資を送ったり、各地で募金活動などが始まる模様です。
またなにかあれば報告します。
2012/11/07
大凧!!
11がつ ついたち もくようび
11月1日はグアテマラで死者の日と呼ばれています。
日本でいうお盆ですね。
みんながお墓参りに行きます。
今回は、グアテマラ名物、大凧を見に行ってきました!
ほんっとに感動しました。
一個の凧の大きさ、大体10×10mくらい。。だったと思う。。
とにかくおっきーい。
そして、デザインが素晴らしいー
とっても鮮やかで、グアテマラの色合いや文化を表していて、見とれてしまいました。
グアテマラ、織物も素晴らしいけど、凧もすごい。
この時期、見せ物の凧だけでなく、こどもたちも凧上げに夢中になります。
それを見ていると、自分の子どもの時を思い出して、なんだか懐かしくなります。
見ているだけかとおもいきや、なんと同期隊員と凧上げすることにw
10年以上ぶりに凧上げ。
うまくあがらなくて、やってたら夢中で凧あげてました笑
近くで見てた人たちに、「今だ!今だ!糸のばせ~~!」とか色々アドバイスもらいながら
30分以上遊んでました。
24歳、これでいいのかしら?と思いながらも、久しぶりに無邪気に遊べてなんだかすっきり。
いいもの見れたし、グアテマラ惚れ直した一日でした☆
11月1日はグアテマラで死者の日と呼ばれています。
日本でいうお盆ですね。
みんながお墓参りに行きます。
今回は、グアテマラ名物、大凧を見に行ってきました!
ほんっとに感動しました。
一個の凧の大きさ、大体10×10mくらい。。だったと思う。。
とにかくおっきーい。
そして、デザインが素晴らしいー
とっても鮮やかで、グアテマラの色合いや文化を表していて、見とれてしまいました。
グアテマラ、織物も素晴らしいけど、凧もすごい。
この時期、見せ物の凧だけでなく、こどもたちも凧上げに夢中になります。
それを見ていると、自分の子どもの時を思い出して、なんだか懐かしくなります。
見ているだけかとおもいきや、なんと同期隊員と凧上げすることにw
10年以上ぶりに凧上げ。
うまくあがらなくて、やってたら夢中で凧あげてました笑
近くで見てた人たちに、「今だ!今だ!糸のばせ~~!」とか色々アドバイスもらいながら
30分以上遊んでました。
24歳、これでいいのかしら?と思いながらも、久しぶりに無邪気に遊べてなんだかすっきり。
いいもの見れたし、グアテマラ惚れ直した一日でした☆
卒業式
10がつ 29にち げつようび
小学校の卒業式に行ってきました。
一か月ほど前、いきなりある学校の校長先生から電話がかかってきて、
「6年生の子どもたちの卒業式で、ぜひMadrinaになってほしい」と言われました。
Madrinaってなに???しかも、この学校一度も行ったことないし、校長先生も誰かわからない!!
どうしようー。。。とドーニャアントに相談。
よく話を聞いてみると、グアテマラでは卒業式や結婚式など大切な祝い事があるとき、
Madrina(代母或いは介添え人)、Padrino(代父、介添え人)を決めるんだそうです。
卒業式の場合は、Madrinaに選ばれた人は子どもたちへのプレゼントを準備して、お祝いの言葉をかける、というのが役割のよう。
なんで私が選ばれたのか・・・?
校長先生に話を聞いてみると、子どもたちの保護者が私を選んだとのこと。
???
一度もその学校に入ったことがないのになんで私を知ってるんだろうー?
と考えたら、違う学校に行っている時に村を歩いているので、その時にお母さん方は私を目撃していたようです。
あ、見られてたのね。。。
でもだからってそんな大事な子どもの卒業式によく知らない私が行っていいのか??
しかもプレゼント用意しなきゃいけないのね。
う~~ん。と色々考えた結果、せっかくこうやって選んでもらったので、快く引き受けることに。
当日。
チニータが来る!と前から聞いていた子どもたちは私が到着すると、チラチラ見てきて、男の子たちは恥ずかしがりながら話しかけてくれました。
初めて行った学校で、始めて出会う子どもたちだったけど、とってもかわいい子どもたちでした。
これを機会に、グアテマラに持ってきていたのにこれまで一度も来ていなかった浴衣を着ることに!!
いつもおしゃれなんてしないで町や村を歩いているので、知り合いは「ともこ、どうした!?」と驚いていました(笑)
子どもたちにプレゼント(ファイル:こっちはプラスティックのファイルがなく紙のファイルをよく使っています。なので雨が降ったら紙が汚れて悲しいことに。。。なので中学校で活用してもらうためにプラスティックの頑丈なファイルを選びました)をあげて、お祝いの言葉。。。
子どもたちがこれからも勉強を続けていってくれるように、自分に自信をもって、前を向いて進んで行ってくれるように、願いを込めて話しました。
卒業式、担任の先生が卒業証書を渡して、厳かに式は終了かとおもいきや、
お母さんたちが、なにやらおっきなかごを3つ抱えて登場。
私に、「Madrinaになってくれてありがとう。こんな機会をもてて私たちはとても嬉しいし、承諾してくれたあなたにとっても感謝しています。」と言ってくれ、私に大量のご馳走が入った3つのかごを渡してくれました。
鳥の丸焼き、ご飯とタマル(トウモロコシの粉で作った食べ物)、パン。
私にくれたけど、まさか全部私にくれたわけじゃないよね。あとで先生たちと山分けするんだろうな。と、思っていたら、
校長先生が、「全部朋子のだよ。これがこっちの慣習なんだよ。」と。
うそ。これ全部?
ありがたく、頂いて帰りました。
帰ってこれを見せたらドーニャアントびっくり。
確かに慣習だけど、やらないこともあるし、まさか朋子にこれをやるとは想像もしなかったわ!
と驚いていました。
私もびっくり。
外国人でお金持ってると思ったから選ばれたのかな?なんて少し思った私はなんて心が汚れているんだろうと本気で反省しました。
素敵な機会を与えてくれたお母さんたちに心から感謝!
いい経験させてもらいました。
卒業した子どもたち、本当におめでとう!
小学校の卒業式に行ってきました。
一か月ほど前、いきなりある学校の校長先生から電話がかかってきて、
「6年生の子どもたちの卒業式で、ぜひMadrinaになってほしい」と言われました。
Madrinaってなに???しかも、この学校一度も行ったことないし、校長先生も誰かわからない!!
どうしようー。。。とドーニャアントに相談。
よく話を聞いてみると、グアテマラでは卒業式や結婚式など大切な祝い事があるとき、
Madrina(代母或いは介添え人)、Padrino(代父、介添え人)を決めるんだそうです。
卒業式の場合は、Madrinaに選ばれた人は子どもたちへのプレゼントを準備して、お祝いの言葉をかける、というのが役割のよう。
なんで私が選ばれたのか・・・?
校長先生に話を聞いてみると、子どもたちの保護者が私を選んだとのこと。
???
一度もその学校に入ったことがないのになんで私を知ってるんだろうー?
と考えたら、違う学校に行っている時に村を歩いているので、その時にお母さん方は私を目撃していたようです。
あ、見られてたのね。。。
でもだからってそんな大事な子どもの卒業式によく知らない私が行っていいのか??
しかもプレゼント用意しなきゃいけないのね。
う~~ん。と色々考えた結果、せっかくこうやって選んでもらったので、快く引き受けることに。
当日。
チニータが来る!と前から聞いていた子どもたちは私が到着すると、チラチラ見てきて、男の子たちは恥ずかしがりながら話しかけてくれました。
初めて行った学校で、始めて出会う子どもたちだったけど、とってもかわいい子どもたちでした。
これを機会に、グアテマラに持ってきていたのにこれまで一度も来ていなかった浴衣を着ることに!!
いつもおしゃれなんてしないで町や村を歩いているので、知り合いは「ともこ、どうした!?」と驚いていました(笑)
子どもたちにプレゼント(ファイル:こっちはプラスティックのファイルがなく紙のファイルをよく使っています。なので雨が降ったら紙が汚れて悲しいことに。。。なので中学校で活用してもらうためにプラスティックの頑丈なファイルを選びました)をあげて、お祝いの言葉。。。
子どもたちがこれからも勉強を続けていってくれるように、自分に自信をもって、前を向いて進んで行ってくれるように、願いを込めて話しました。
卒業式、担任の先生が卒業証書を渡して、厳かに式は終了かとおもいきや、
お母さんたちが、なにやらおっきなかごを3つ抱えて登場。
私に、「Madrinaになってくれてありがとう。こんな機会をもてて私たちはとても嬉しいし、承諾してくれたあなたにとっても感謝しています。」と言ってくれ、私に大量のご馳走が入った3つのかごを渡してくれました。
鳥の丸焼き、ご飯とタマル(トウモロコシの粉で作った食べ物)、パン。
私にくれたけど、まさか全部私にくれたわけじゃないよね。あとで先生たちと山分けするんだろうな。と、思っていたら、
校長先生が、「全部朋子のだよ。これがこっちの慣習なんだよ。」と。
うそ。これ全部?
ありがたく、頂いて帰りました。
帰ってこれを見せたらドーニャアントびっくり。
確かに慣習だけど、やらないこともあるし、まさか朋子にこれをやるとは想像もしなかったわ!
と驚いていました。
私もびっくり。
外国人でお金持ってると思ったから選ばれたのかな?なんて少し思った私はなんて心が汚れているんだろうと本気で反省しました。
素敵な機会を与えてくれたお母さんたちに心から感謝!
いい経験させてもらいました。
卒業した子どもたち、本当におめでとう!
2012/10/22
美人のくに・情熱のくに
10がつ 22にち げつようび
先日、算数の専門家の方の送迎会を開きました。
今現在、6月に来られた新しい隊員の方を合わせてグアテマラ算数隊員4名。
専門家の方いちおしのアラブ料理屋さんへ行ってきました。
グアテマラも首都は栄えてるんですねー
アラブ料理屋さん、なんとベリーダンスを見ることができたんです!
とってもナイスバディーで素敵な踊り子さんに一同うっとり。
世の中には美人な人がいっぱいいるんですねー
この方グアテマラ人。
私が住んでいる地域は先住民の方が多いので、タイプが全然違う。
ザ・ラテンアメリカ!っていう感じがしました。普段そんな感じじゃないもんなぁ~
南米は美人が多いと有名。コロンビアとかベネズエラとか。。
ホームステイ先の息子に聞いたとき、ため息をついて「コロンビア人の女性は最高に美人だった!」と言っていました(笑)
テレビで見るニュースキャスターの方々もまさにボンキュッボン。
日本人とはそもそもの体のつくりが違います。
魅力的な女性がたくさんいる素敵な国々、ラテンアメリカ。
もちろん情熱的な国々。
でも、聞く話によれば、男性の浮気は常識なようです。
彼女がいても、妻がいても、関係ない。
これがごく一部の人の話だといいなぁ~
まあ日本よりも多いのは間違いないだろうけど。
なんたって、情熱的だから。
ここケツアルテナンゴでも、たくさんの外国人女性がグアテマラ人男性に心を奪われております。
もちろん逆も。
うちのホームステイ先の息子いわく、
「おれたちはゴルディータ(ぽっちゃりな子)が好きなんだ。フラキータ(痩せてる子)はダメだぜ」
とのことです。
私がいつもよく食べるので、太るのがいやでたまに少ししか食べなかったりすると、
家族に食べなきゃだめだ!と怒られます笑
文化の違い、考えの違い、おもしろーい。
でもゴルディータになって日本には帰れない!
はやく足治して走らなくてはっ
先日、算数の専門家の方の送迎会を開きました。
今現在、6月に来られた新しい隊員の方を合わせてグアテマラ算数隊員4名。
専門家の方いちおしのアラブ料理屋さんへ行ってきました。
グアテマラも首都は栄えてるんですねー
アラブ料理屋さん、なんとベリーダンスを見ることができたんです!
とってもナイスバディーで素敵な踊り子さんに一同うっとり。
世の中には美人な人がいっぱいいるんですねー
この方グアテマラ人。
私が住んでいる地域は先住民の方が多いので、タイプが全然違う。
ザ・ラテンアメリカ!っていう感じがしました。普段そんな感じじゃないもんなぁ~
南米は美人が多いと有名。コロンビアとかベネズエラとか。。
ホームステイ先の息子に聞いたとき、ため息をついて「コロンビア人の女性は最高に美人だった!」と言っていました(笑)
テレビで見るニュースキャスターの方々もまさにボンキュッボン。
日本人とはそもそもの体のつくりが違います。
魅力的な女性がたくさんいる素敵な国々、ラテンアメリカ。
もちろん情熱的な国々。
でも、聞く話によれば、男性の浮気は常識なようです。
彼女がいても、妻がいても、関係ない。
これがごく一部の人の話だといいなぁ~
まあ日本よりも多いのは間違いないだろうけど。
なんたって、情熱的だから。
ここケツアルテナンゴでも、たくさんの外国人女性がグアテマラ人男性に心を奪われております。
もちろん逆も。
うちのホームステイ先の息子いわく、
「おれたちはゴルディータ(ぽっちゃりな子)が好きなんだ。フラキータ(痩せてる子)はダメだぜ」
とのことです。
私がいつもよく食べるので、太るのがいやでたまに少ししか食べなかったりすると、
家族に食べなきゃだめだ!と怒られます笑
文化の違い、考えの違い、おもしろーい。
でもゴルディータになって日本には帰れない!
はやく足治して走らなくてはっ
グアテマラの織物に挑戦
10がつ 20にち どようび
この前、隊員さんがホームステイしている家のお母さんが織物を教えてくれる!ということで、
ちょっとお邪魔してきました。
これ、全部このセシリアさんが刺繍したものです。
機械でやったんじゃないんです。
この技術には本当に言葉が出ません。
私も・・・やってみたい!ということで、チャレンジ!
でも最初からこんな高度なことはできるわけがないので、最初は刺繍ではなくて、一つの布を織るところから。
刺繍糸を5色選んで、セシリアさんが織る段階まで準備してくれました。
2時間半、間違えながらコツコツ頑張って、大体40cm織ることができました。
こっちの人に比べたらめっちゃ遅いけど、、、
セシリアさんに励まされながら頑張りました。
ただ織るだけでも難しいのに、さらに刺繍をしてみせるグアテマラの女性たちの技術力の高さに惚れ惚れ。。。
実際やってみるとその難しさがわかる。
これからちょっと時間が空いたとき通って、織物習ってきまーす!
この前、隊員さんがホームステイしている家のお母さんが織物を教えてくれる!ということで、
ちょっとお邪魔してきました。
これ、全部このセシリアさんが刺繍したものです。
機械でやったんじゃないんです。
この技術には本当に言葉が出ません。
私も・・・やってみたい!ということで、チャレンジ!
でも最初からこんな高度なことはできるわけがないので、最初は刺繍ではなくて、一つの布を織るところから。
刺繍糸を5色選んで、セシリアさんが織る段階まで準備してくれました。
2時間半、間違えながらコツコツ頑張って、大体40cm織ることができました。
こっちの人に比べたらめっちゃ遅いけど、、、
セシリアさんに励まされながら頑張りました。
ただ織るだけでも難しいのに、さらに刺繍をしてみせるグアテマラの女性たちの技術力の高さに惚れ惚れ。。。
実際やってみるとその難しさがわかる。
これからちょっと時間が空いたとき通って、織物習ってきまーす!
2012/10/11
痛いの飛んでけ
10がつ 11にち もくようび
足をひねりました。
一か月後にあるハーフマラソンに参加しようと練習を始めたばかりだったのに。。。
しかも一か月前にも足をひねっていて、ようやく治ってきたなぁと思ってたところで。。
高校の時からよく捻挫はしていて、結構癖がついちゃってたからひねることは多いけど、
前回も今回も結構腫れて痛いことになってしまっています(ToT)/~~~
前回は、同期隊員の任地に遊びに行って、トウモロコシ畑を歩いていたらちょっとした段差にやられ、右足首グギッと。
氷がなかったので、冷えた果物ジュースを買って足を冷やし、その後隊員のホームステイ先のお母さんが私の足をマッサージ。
ひねった時のマッサージ・・・?お母さん何か知恵と技術を兼ね備えているのかな?と半信半疑ながらも、
「ちょっとこっちおいで。見てあげるから」と言われたので、言われるままに足を出しました。
「ひゃーーーーーーーいたーーーーーーーーーい」と叫ぶ私を、軽くあしらいながらマッサージをしてくれたお母さん。
周りにいた家族は私が叫ぶので笑っていましたが。。。
それがよかったのか悪かったのかいまだにわかりませんが、こっちの人は結構マッサージとかやる人も多いようです。
今日も、引きづりながら歩いていると、アンナおばさんが「ともこ!どうしたんだ!」と聞いてきたので、
「足ひねっちゃったー」と言うと、「知り合いで骨をマッサージで調整できる人がいるからいったらいい」と教えてくれました。
まぁ、日本にも整骨院あるし、部活してた時はしょっちゅう通っていたから、そういう感じなのかな?と思いながらもここでは怖いので行かないです。
今日はなんでひねっちゃったかというと。。。
公園を歩いていたら、そこにちっさな溝があるのに気付かなくて、再び右足首をグギッと。。
なんでこんなにもろいのか、私の足・・・!!!!
めっちゃくちゃ痛くて、一人で壁にもられかかって痛みをこらえていたら、
一人のお兄さんが「気分が悪いの?」と話しかけてくれ、銀行の入り口に座らせてくれました。
お兄さんはその銀行の警備員だったようで、事情を聞いて「かわいそうに。。」と言ってくれて、
他の警備員の人も来て、私が痛みをこらえているところを見守ってくれました(笑)
その後、彼らと話しつつ、痛みをこらえつつ、最終的に薬局でこういうの買ったらいいよ、とアドバイスをしてもらい、私がとぼとぼ帰るのを見送ってくれました。
優しくしてくれてありがとう(泣)おにいさんたち。。
雨も降ってたから、余計みじめになるところだったけど、彼らのおかげで少し歩く元気をもらえました。
ほんとなにやってんだろ。。
ちゃんとせんとーー((+_+))
足をひねりました。
一か月後にあるハーフマラソンに参加しようと練習を始めたばかりだったのに。。。
しかも一か月前にも足をひねっていて、ようやく治ってきたなぁと思ってたところで。。
高校の時からよく捻挫はしていて、結構癖がついちゃってたからひねることは多いけど、
前回も今回も結構腫れて痛いことになってしまっています(ToT)/~~~
前回は、同期隊員の任地に遊びに行って、トウモロコシ畑を歩いていたらちょっとした段差にやられ、右足首グギッと。
氷がなかったので、冷えた果物ジュースを買って足を冷やし、その後隊員のホームステイ先のお母さんが私の足をマッサージ。
ひねった時のマッサージ・・・?お母さん何か知恵と技術を兼ね備えているのかな?と半信半疑ながらも、
「ちょっとこっちおいで。見てあげるから」と言われたので、言われるままに足を出しました。
「ひゃーーーーーーーいたーーーーーーーーーい」と叫ぶ私を、軽くあしらいながらマッサージをしてくれたお母さん。
周りにいた家族は私が叫ぶので笑っていましたが。。。
それがよかったのか悪かったのかいまだにわかりませんが、こっちの人は結構マッサージとかやる人も多いようです。
今日も、引きづりながら歩いていると、アンナおばさんが「ともこ!どうしたんだ!」と聞いてきたので、
「足ひねっちゃったー」と言うと、「知り合いで骨をマッサージで調整できる人がいるからいったらいい」と教えてくれました。
まぁ、日本にも整骨院あるし、部活してた時はしょっちゅう通っていたから、そういう感じなのかな?と思いながらもここでは怖いので行かないです。
今日はなんでひねっちゃったかというと。。。
公園を歩いていたら、そこにちっさな溝があるのに気付かなくて、再び右足首をグギッと。。
なんでこんなにもろいのか、私の足・・・!!!!
めっちゃくちゃ痛くて、一人で壁にもられかかって痛みをこらえていたら、
一人のお兄さんが「気分が悪いの?」と話しかけてくれ、銀行の入り口に座らせてくれました。
お兄さんはその銀行の警備員だったようで、事情を聞いて「かわいそうに。。」と言ってくれて、
他の警備員の人も来て、私が痛みをこらえているところを見守ってくれました(笑)
その後、彼らと話しつつ、痛みをこらえつつ、最終的に薬局でこういうの買ったらいいよ、とアドバイスをしてもらい、私がとぼとぼ帰るのを見送ってくれました。
優しくしてくれてありがとう(泣)おにいさんたち。。
雨も降ってたから、余計みじめになるところだったけど、彼らのおかげで少し歩く元気をもらえました。
ほんとなにやってんだろ。。
ちゃんとせんとーー((+_+))
2012/10/02
やさしいきもち
10がつ ふつか かようび
もう2か月以上くらい前になりますが、私が首都で強盗にあったことを知ったある学校の先生方が気持ちだけだけど何かに使って。。と言って、私にお金をくれました。
私はその学校には一度も行ったことがなかったし、そこの校長先生とたまに事務所で会って挨拶をする程度でした。
私が彼女たちに何かをしてあげたことなんてなにもないし、彼女たちだって私のことをそんな知らないのに。。。
最初はとってもびっくりして、こんな受け取っていいの?とあたふたしていたけど、校長先生が、これはみんなからの気持ちだから、受け取ってほしい。と言ってくれたので、感謝して受け取ることにしました。
日本円にすると1500円くらい。
なんて、心のあったかい人たちなんだろう、なんて、優しいんだろうってその日はすごく心がぽかぽかしました。
あの頃はほんとグアテマラいやだ。みんなキライ。って思ってたけど、
でもまだここにいたいって思わせてくれる素敵な出来事でした。
そういうことがあったと聞いて、かわいそうだな、とかは思っても、
なかなかここまではできない。
ただ思ってるだけなのと、行動に移すのは全然違う。
彼女たちの心の温かさに感動したし、彼女たちがしたことを心から尊敬しました。
彼女たちに直接会って、お礼が言いたい、なにかお返しがしたい。
と思っていたけど、これまでなかなかタイミングがつかめずなにもできないままでした。
でもこの前研修会が終わって自分の気持ちにも少し余裕ができたし、この10月でもう学校は終わるので、今がいい機会だと思って、昨日せっせとケーキ作り。
手紙を添えて、先生たちにプレゼントすることにしました。
そして、今日。
先生たちに会いに行ってきました。
遅くなってしまったけど、
あの時は本当に嬉しかったこと。
あなたたちにとても感謝しているということ。
今はちゃんと乗り越えることができたということ。
あんまりうまく言えなかったけど、感謝の気持ちを伝えました。
これからも、人を思いやること、そして感謝の気持ちを忘れずに生きていきたい。
・・・なんか私巨人のようです。
こっちの人みんなちっちゃくてかわいいから、いっつも見下ろしてばかり。。。
まぁもうデカいのは仕方ない(ToT)/~
それはおいといて。。。
本当にありがとう。パラカナ小学校のかわいい先生たち。
もう2か月以上くらい前になりますが、私が首都で強盗にあったことを知ったある学校の先生方が気持ちだけだけど何かに使って。。と言って、私にお金をくれました。
私はその学校には一度も行ったことがなかったし、そこの校長先生とたまに事務所で会って挨拶をする程度でした。
私が彼女たちに何かをしてあげたことなんてなにもないし、彼女たちだって私のことをそんな知らないのに。。。
最初はとってもびっくりして、こんな受け取っていいの?とあたふたしていたけど、校長先生が、これはみんなからの気持ちだから、受け取ってほしい。と言ってくれたので、感謝して受け取ることにしました。
日本円にすると1500円くらい。
なんて、心のあったかい人たちなんだろう、なんて、優しいんだろうってその日はすごく心がぽかぽかしました。
あの頃はほんとグアテマラいやだ。みんなキライ。って思ってたけど、
でもまだここにいたいって思わせてくれる素敵な出来事でした。
そういうことがあったと聞いて、かわいそうだな、とかは思っても、
なかなかここまではできない。
ただ思ってるだけなのと、行動に移すのは全然違う。
彼女たちの心の温かさに感動したし、彼女たちがしたことを心から尊敬しました。
彼女たちに直接会って、お礼が言いたい、なにかお返しがしたい。
と思っていたけど、これまでなかなかタイミングがつかめずなにもできないままでした。
でもこの前研修会が終わって自分の気持ちにも少し余裕ができたし、この10月でもう学校は終わるので、今がいい機会だと思って、昨日せっせとケーキ作り。
手紙を添えて、先生たちにプレゼントすることにしました。
そして、今日。
先生たちに会いに行ってきました。
遅くなってしまったけど、
あの時は本当に嬉しかったこと。
あなたたちにとても感謝しているということ。
今はちゃんと乗り越えることができたということ。
あんまりうまく言えなかったけど、感謝の気持ちを伝えました。
これからも、人を思いやること、そして感謝の気持ちを忘れずに生きていきたい。
・・・なんか私巨人のようです。
こっちの人みんなちっちゃくてかわいいから、いっつも見下ろしてばかり。。。
まぁもうデカいのは仕方ない(ToT)/~
それはおいといて。。。
本当にありがとう。パラカナ小学校のかわいい先生たち。
2012/09/27
現実
9がつ 27にち もくようび
協力隊としてグアテマラに来て、子どもたちのためにって活動してきたつもりだったけど、
日々の生活の中で、私は現実をきちんと受け入れることができないまま、自分の中で答えが出せないままでいる。
毎日、至る場所で、ガムや飴を売っている子、靴磨きをしている子、道路で芸をしてお金を集めている子、たくさんの働く子どもたちを見ている。
このグアテマラでは、この光景は普通の、当たり前の景色。
その子どもたちと直接話をしたことはない。
だけど、たいていの場合、その子たちの親が働くことを強要しているという。
もちろん、畑仕事や家の家事の手伝い、小さい子の面倒を見るのは当たり前のように子どもたちの仕事。親を助けることは大切なことだから、手伝いをするのは当然のこと。
だけど、それとこれとは意味が全然違う。
学校に行くこともなく、毎日わずかなお金を得るために働いている子どもたち。
私はただ、見ることしかできない。この現実をどんなふうに解釈していいのかわからない。
私にはどうしようもないと、あきらめることしかできなかった。
今日、フローリーがある映像を見せてくれました。今彼女は毎週土曜日に大学で勉強しています。
先週の大学の授業でグアテマラの子どもたちに関する講義を受けたといって、
内容を教えてくれたんです。
そこにはたくさんの働く子どもたちの様子が映っていました。
家を建てるために必要なコンクリートのブロックを、まだ6歳にもならない子が運んでいる様子。
大きな岩を砕いて、細かい小石にする作業を黙々と続ける子どもたち。
最後に見せてくれた映像は、ずっと私の脳裏に焼き付いて離れません。
それは8歳の男の子でした。
市場で、パンを一つ盗んでしまったんです。
食べるものが無くて、お腹がすいていたんでしょう。家に帰っても彼に食べ物を与えてくれる家庭ではなかったのかもしれません。
彼はパンを盗んだところを見つかってしまいました。
そのあと、見つけた大人たちは何をしたと思いますか?
その大人たちは、パンを盗んだ戒めに、8歳の小さな子どもの腕を、トラックのタイヤでひいたんです。
逃げられないように押さえつけて。
見たくなかった。
なんでこんなことができるんでしょうか。
盗むことは悪いことです。
でも、だからといってその盗んだ手を使えなくすることが、罰を与えることが、正しいことですか?
ただただ、胸が締め付けられる思い。
苦しくて、怒りを通り超えて憤りしか残らなかった。
食べ物もろくに与えずに、学校にも行かせずに、我が子を働かせる親たち。
子どもは親が全て。一生懸命働いて、親に認めてもらいたい、愛してもらいたいと願ってる。
でも、親たちが子どもたちにする仕打ちはなんでしょう。
子どもが稼いだお金を全部自分のものにして、お酒を飲んで、子どもに暴力をふるう。
愛を知らずに育った子どもたちは、何を信じて生きていくんでしょうか。
グアテマラに来る前は、貧しい家庭でもみんな助け合って一生懸命生きてるんだと思ってた。
確かに、そういう家庭はいっぱいある。貧しかったけれど、家族で助け合って生きてきて、子どもたちは立派に育って、それぞれ自分の家庭をもってしっかりと生きてる。
でも、子どもを大切にしない親たちがあまりにも多い。
貧しいから働かなきゃいけないのは仕方ない。でも、その中に愛情があれば、子どもたちは希望を失うことはないはずなのに。
貧しさは人の心も貧しくするのでしょうか。
日本は豊かな国になったけど、心がすさんでしまった、なにかおかしくなってしまった部分もたくさんある。
貧しいから、という理由がこのグアテマラで起こっていることを説明することにはならない。
今回改めて、見たくなかった現実を突きつけられて、また考えさせられた。
でもやっぱり答えは出なくて、ただ心が痛いと思うことしかできなくて、
私は何をしにきたんだろうと思った。
初めから、なにかできるなんて思ってたわけじゃないけど、見ないふりばかりしている自分にため息がでた。
これから何か大事な場面に出会ったとき、私はなにかできるんだろうか。
協力隊としてグアテマラに来て、子どもたちのためにって活動してきたつもりだったけど、
日々の生活の中で、私は現実をきちんと受け入れることができないまま、自分の中で答えが出せないままでいる。
毎日、至る場所で、ガムや飴を売っている子、靴磨きをしている子、道路で芸をしてお金を集めている子、たくさんの働く子どもたちを見ている。
このグアテマラでは、この光景は普通の、当たり前の景色。
その子どもたちと直接話をしたことはない。
だけど、たいていの場合、その子たちの親が働くことを強要しているという。
もちろん、畑仕事や家の家事の手伝い、小さい子の面倒を見るのは当たり前のように子どもたちの仕事。親を助けることは大切なことだから、手伝いをするのは当然のこと。
だけど、それとこれとは意味が全然違う。
学校に行くこともなく、毎日わずかなお金を得るために働いている子どもたち。
私はただ、見ることしかできない。この現実をどんなふうに解釈していいのかわからない。
私にはどうしようもないと、あきらめることしかできなかった。
今日、フローリーがある映像を見せてくれました。今彼女は毎週土曜日に大学で勉強しています。
先週の大学の授業でグアテマラの子どもたちに関する講義を受けたといって、
内容を教えてくれたんです。
そこにはたくさんの働く子どもたちの様子が映っていました。
家を建てるために必要なコンクリートのブロックを、まだ6歳にもならない子が運んでいる様子。
大きな岩を砕いて、細かい小石にする作業を黙々と続ける子どもたち。
最後に見せてくれた映像は、ずっと私の脳裏に焼き付いて離れません。
それは8歳の男の子でした。
市場で、パンを一つ盗んでしまったんです。
食べるものが無くて、お腹がすいていたんでしょう。家に帰っても彼に食べ物を与えてくれる家庭ではなかったのかもしれません。
彼はパンを盗んだところを見つかってしまいました。
そのあと、見つけた大人たちは何をしたと思いますか?
その大人たちは、パンを盗んだ戒めに、8歳の小さな子どもの腕を、トラックのタイヤでひいたんです。
逃げられないように押さえつけて。
見たくなかった。
なんでこんなことができるんでしょうか。
盗むことは悪いことです。
でも、だからといってその盗んだ手を使えなくすることが、罰を与えることが、正しいことですか?
ただただ、胸が締め付けられる思い。
苦しくて、怒りを通り超えて憤りしか残らなかった。
食べ物もろくに与えずに、学校にも行かせずに、我が子を働かせる親たち。
子どもは親が全て。一生懸命働いて、親に認めてもらいたい、愛してもらいたいと願ってる。
でも、親たちが子どもたちにする仕打ちはなんでしょう。
子どもが稼いだお金を全部自分のものにして、お酒を飲んで、子どもに暴力をふるう。
愛を知らずに育った子どもたちは、何を信じて生きていくんでしょうか。
グアテマラに来る前は、貧しい家庭でもみんな助け合って一生懸命生きてるんだと思ってた。
確かに、そういう家庭はいっぱいある。貧しかったけれど、家族で助け合って生きてきて、子どもたちは立派に育って、それぞれ自分の家庭をもってしっかりと生きてる。
でも、子どもを大切にしない親たちがあまりにも多い。
貧しいから働かなきゃいけないのは仕方ない。でも、その中に愛情があれば、子どもたちは希望を失うことはないはずなのに。
貧しさは人の心も貧しくするのでしょうか。
日本は豊かな国になったけど、心がすさんでしまった、なにかおかしくなってしまった部分もたくさんある。
貧しいから、という理由がこのグアテマラで起こっていることを説明することにはならない。
今回改めて、見たくなかった現実を突きつけられて、また考えさせられた。
でもやっぱり答えは出なくて、ただ心が痛いと思うことしかできなくて、
私は何をしにきたんだろうと思った。
初めから、なにかできるなんて思ってたわけじゃないけど、見ないふりばかりしている自分にため息がでた。
これから何か大事な場面に出会ったとき、私はなにかできるんだろうか。
2012/09/22
今年度最後の研修会終了~
9がつ 22にち どようび
20日と21日の二日間、カンテル市全体の算数研修会を実施しました。
今回は4年生の「角」、「三角形」、「線」、「四角形」の内容でした。
カンテルの代表教員の先生方、最初に2年間だけ、という話だったようで、本当は来年も続くんですが、もう大変だからやりたくない、とのことで、今回が最後となりました。
来年からは、また新しい先生方を選んで、新しいチームを結成します。
1人だけ、私は来年も続けるわ、と言ってくれた先生がいて、彼女のやる気には感動しました(泣)
あなたたちはみんな素晴らしい先生だから、ぜひ来年も続けてほしい。私はこれまであまり助けにはなれなかったけど、今後はもっと支援したいと思っているから。
と頑張って伝えたけど、届きませんでした。
人を説得させるには、やっぱりその人の言葉に宿る力が必要だって思った。
私は経験も浅くて、まだまだ全然足りないなと思わされた出来事でした。
先生たちはいつも言い訳ばかりして、嫌になるときもあるけど、2年続けてくれただけでも感謝しなきゃと思い直し、ありがとう、と伝えました。
さてさて、今回の内容は、グアテマラの先生たちにとってはなじみがほとんどない内容。
三角定規や分度器の使い方をしっかり習ってきた先生なんてほぼいません。
習ってないから、子どもたちにも教えませんよね。。
だから、最初はフローリーも使い方に慣れるのに少し時間がかかったけど、研修会ではしっかり教えてくれました!
色々内容がある中で、やっぱり今回は三角定規と分度器の使い方をマスターして帰ってほしい!ということで、三角形や四角形の描き方を念入りに指導しました。
今回は雰囲気もいい感じで楽しく進めることができました。
やっぱり聞くだけの研修会はよくないな~と改めて実感。
三角定規と分度器の使い方、最初はわからなくても、段々とできるようになると嬉しいし、確実に身に付いてるって実感できるから、先生たちもやる気が出たんでしょう。
2日間、無事に終わるかと思いきや、2日目の終了1時間前。
外ががやがや騒がしくなり、誰かかマイクでしゃべっています。
近くに教会があったから、そこでなんかイベントが始まったのかと思っていたら、先生たちが学校の外で集会を始めてしまっていました。
全員いることをいいことに、算数の研修会いつも利用されて邪魔される始末。。。
外でそんなの始まったら先生たちももう集中力切れ。。。
研修会が終わってから集会なんてすればいいのに!!!!!!!!!!!!!
先生たちは勤務時間以外に時間を盗られるのがいやなんです。だからいつも学校の授業時間に集会したり、今回みたいなことしたり。。。
午前中しか働いてないんだから、ちょっとくらい時間をさいてもいいでしょうよ!といつも思っていますが、もうこればっかりはどうしようもない。。。
やりたいと思っていたことは全部できたし、早めに終わって感想を書いてもらおうと思っていたので、2日目は早めに切り上げて、私は集会参加せず一人家へ帰ることに。
算数の研修会を通して学んだことを、先生たちは全部じゃないけど授業で応用しようとしている姿を学校で最近見ることができるようになってきて、
些細なことだけど、ほんとに小さな変化だけど、それがとっても嬉しくて、もっともっと頑張りたいって思わせてくれています。
2日目、ボランティアの調整員の方が研修会を見に来てくれました。
その時、調整員の方が私の後任のボランティアの要請を出したからね、とフローリーに伝えてくれたんです。
その時、フローリーが
「カンテル市教育長は経験がある人がほしいと言っていたけど、私は経験がない人でもかまわないわ。朋子は経験がないけど、彼女からたくさんのことを学んでいるから。」と言ってくれました。
私いつも迷惑かけてばっかりなのに、そんなこと言ってくれて、なんか泣きそうになりました。
私がなんか心配事があったり、怒ってたり、考え事してたら、いつもフローリーは「どうしたの?」と優しく聞いてくれます。
私はどうやらすぐ顔に出るようで、もうフローリーはすぐ私が何考えてるかわかってしまうようになりましたw
そんなわかりやすいかなー?と思いながら、ちょっと恥ずかしいけど嬉しい今日この頃。
フローリーはとっても良い私の理解者で、姉妹みたいな存在になりました。
来年、私の後任の人が私の入れ違いですぐ来てくれればいいんだけどなぁ。。
来てくれなかったら、来るまで任期延長もありよ?と調整員に言われましたが、どうなることやら。。
ま、とりあえず、無事に終わってよかった!
今年度はもう10月で終わり(>_<) 一年、なんて早いんだろう。。。
あとちょっとがんばろう~!
20日と21日の二日間、カンテル市全体の算数研修会を実施しました。
今回は4年生の「角」、「三角形」、「線」、「四角形」の内容でした。
カンテルの代表教員の先生方、最初に2年間だけ、という話だったようで、本当は来年も続くんですが、もう大変だからやりたくない、とのことで、今回が最後となりました。
来年からは、また新しい先生方を選んで、新しいチームを結成します。
1人だけ、私は来年も続けるわ、と言ってくれた先生がいて、彼女のやる気には感動しました(泣)
あなたたちはみんな素晴らしい先生だから、ぜひ来年も続けてほしい。私はこれまであまり助けにはなれなかったけど、今後はもっと支援したいと思っているから。
と頑張って伝えたけど、届きませんでした。
人を説得させるには、やっぱりその人の言葉に宿る力が必要だって思った。
私は経験も浅くて、まだまだ全然足りないなと思わされた出来事でした。
先生たちはいつも言い訳ばかりして、嫌になるときもあるけど、2年続けてくれただけでも感謝しなきゃと思い直し、ありがとう、と伝えました。
さてさて、今回の内容は、グアテマラの先生たちにとってはなじみがほとんどない内容。
三角定規や分度器の使い方をしっかり習ってきた先生なんてほぼいません。
習ってないから、子どもたちにも教えませんよね。。
だから、最初はフローリーも使い方に慣れるのに少し時間がかかったけど、研修会ではしっかり教えてくれました!
色々内容がある中で、やっぱり今回は三角定規と分度器の使い方をマスターして帰ってほしい!ということで、三角形や四角形の描き方を念入りに指導しました。
今回は雰囲気もいい感じで楽しく進めることができました。
やっぱり聞くだけの研修会はよくないな~と改めて実感。
三角定規と分度器の使い方、最初はわからなくても、段々とできるようになると嬉しいし、確実に身に付いてるって実感できるから、先生たちもやる気が出たんでしょう。
2日間、無事に終わるかと思いきや、2日目の終了1時間前。
外ががやがや騒がしくなり、誰かかマイクでしゃべっています。
近くに教会があったから、そこでなんかイベントが始まったのかと思っていたら、先生たちが学校の外で集会を始めてしまっていました。
全員いることをいいことに、算数の研修会いつも利用されて邪魔される始末。。。
外でそんなの始まったら先生たちももう集中力切れ。。。
研修会が終わってから集会なんてすればいいのに!!!!!!!!!!!!!
先生たちは勤務時間以外に時間を盗られるのがいやなんです。だからいつも学校の授業時間に集会したり、今回みたいなことしたり。。。
午前中しか働いてないんだから、ちょっとくらい時間をさいてもいいでしょうよ!といつも思っていますが、もうこればっかりはどうしようもない。。。
やりたいと思っていたことは全部できたし、早めに終わって感想を書いてもらおうと思っていたので、2日目は早めに切り上げて、私は集会参加せず一人家へ帰ることに。
算数の研修会を通して学んだことを、先生たちは全部じゃないけど授業で応用しようとしている姿を学校で最近見ることができるようになってきて、
些細なことだけど、ほんとに小さな変化だけど、それがとっても嬉しくて、もっともっと頑張りたいって思わせてくれています。
2日目、ボランティアの調整員の方が研修会を見に来てくれました。
その時、調整員の方が私の後任のボランティアの要請を出したからね、とフローリーに伝えてくれたんです。
その時、フローリーが
「カンテル市教育長は経験がある人がほしいと言っていたけど、私は経験がない人でもかまわないわ。朋子は経験がないけど、彼女からたくさんのことを学んでいるから。」と言ってくれました。
私いつも迷惑かけてばっかりなのに、そんなこと言ってくれて、なんか泣きそうになりました。
私がなんか心配事があったり、怒ってたり、考え事してたら、いつもフローリーは「どうしたの?」と優しく聞いてくれます。
私はどうやらすぐ顔に出るようで、もうフローリーはすぐ私が何考えてるかわかってしまうようになりましたw
そんなわかりやすいかなー?と思いながら、ちょっと恥ずかしいけど嬉しい今日この頃。
フローリーはとっても良い私の理解者で、姉妹みたいな存在になりました。
来年、私の後任の人が私の入れ違いですぐ来てくれればいいんだけどなぁ。。
来てくれなかったら、来るまで任期延長もありよ?と調整員に言われましたが、どうなることやら。。
ま、とりあえず、無事に終わってよかった!
今年度はもう10月で終わり(>_<) 一年、なんて早いんだろう。。。
あとちょっとがんばろう~!
2012/09/13
あきらめました
9がつ 13にち もくようび
せっかくブログを書くなら、やっぱり写真を添付したいと思っていたんです。
でも家では、インターネットのモデムを使っていて(月約2000円のプラン)、それだと、写真アップできる時もあるけど遅いし、全然できないときもあるしで、なかなか書けなかったんです。
でも、もうあきらめました。
ブログ、写真なしでもいいかなと。
あったに越したことはないんですが、写真つけようと思うと時間かかるし、しっかり写真つけて書くとなるとネット環境のいい喫茶店とか行ってやらなければならなくなるので、
そんなこと考えてたらこれはもうブログ書かなくなりそうだ。という結論に達しました。
書かないより、書いた方がいいしね!気持ちの整理にもなる。ブログ。
つたない文章でいつも読みづらい思いをさせているかと思いますが、頑張るのでよろしくお願いします((+_+))
ということで、これからはもうちょっと頻繁に書くようにします!
話は変わりますが、
9月15日はグアテマラの独立記念日です。
今日は小学校に行って、独立記念日の行事を見てきました。
再び、子どもたちの歌や踊りの発表会の審査員を頼まれ、やることに。。。。
でも、とってもかわいかった~~♪
ラテンの国だから踊りがめっちゃうまいかと思いきや、そうでもないグアテマラ。
がんばれ~!となんだか親のような気持ちで見守ったこの日。
やっぱり子どもの笑顔には元気もらえるな、と思えた一日でした。
さらに話は変わりますが、
最近は帰国してからどうしようか迷い中。。。。
先生は素敵な仕事だと思う。でも本当に私がやりたいことはそれなのかな。。
何でもやってみないとわからないとは思うけど。やってみればいいじゃないかと言われるけれど。
買い物をしていて、「あ、これだ!これしかない!」ってあるモノを見つけたときみたいな感覚がほしいんだけどなぁー。。
迷っているときって、やっぱりなにか気に入らない部分があるとか、かわいいけどココが惜しい!とか、そういうのがある。
だからいっぱい迷って、でも結局買わないっていう選択に至る。
こういう時、自分の中で答えは決まってるんだけど、迷ってしまう。
選択肢がそれしかない、と思うからなのかな。
可能性は無限大。そうはいっても自分で勝手に選択肢を狭くしてしまっている気がする。
きっと答えはシンプルなはず。
もっともっと視野をひろく、なんでもチャレンジしていきたいな。
せっかくブログを書くなら、やっぱり写真を添付したいと思っていたんです。
でも家では、インターネットのモデムを使っていて(月約2000円のプラン)、それだと、写真アップできる時もあるけど遅いし、全然できないときもあるしで、なかなか書けなかったんです。
でも、もうあきらめました。
ブログ、写真なしでもいいかなと。
あったに越したことはないんですが、写真つけようと思うと時間かかるし、しっかり写真つけて書くとなるとネット環境のいい喫茶店とか行ってやらなければならなくなるので、
そんなこと考えてたらこれはもうブログ書かなくなりそうだ。という結論に達しました。
書かないより、書いた方がいいしね!気持ちの整理にもなる。ブログ。
つたない文章でいつも読みづらい思いをさせているかと思いますが、頑張るのでよろしくお願いします((+_+))
ということで、これからはもうちょっと頻繁に書くようにします!
話は変わりますが、
9月15日はグアテマラの独立記念日です。
今日は小学校に行って、独立記念日の行事を見てきました。
再び、子どもたちの歌や踊りの発表会の審査員を頼まれ、やることに。。。。
でも、とってもかわいかった~~♪
ラテンの国だから踊りがめっちゃうまいかと思いきや、そうでもないグアテマラ。
がんばれ~!となんだか親のような気持ちで見守ったこの日。
やっぱり子どもの笑顔には元気もらえるな、と思えた一日でした。
さらに話は変わりますが、
最近は帰国してからどうしようか迷い中。。。。
先生は素敵な仕事だと思う。でも本当に私がやりたいことはそれなのかな。。
何でもやってみないとわからないとは思うけど。やってみればいいじゃないかと言われるけれど。
買い物をしていて、「あ、これだ!これしかない!」ってあるモノを見つけたときみたいな感覚がほしいんだけどなぁー。。
迷っているときって、やっぱりなにか気に入らない部分があるとか、かわいいけどココが惜しい!とか、そういうのがある。
だからいっぱい迷って、でも結局買わないっていう選択に至る。
こういう時、自分の中で答えは決まってるんだけど、迷ってしまう。
選択肢がそれしかない、と思うからなのかな。
可能性は無限大。そうはいっても自分で勝手に選択肢を狭くしてしまっている気がする。
きっと答えはシンプルなはず。
もっともっと視野をひろく、なんでもチャレンジしていきたいな。
2012/08/27
ごぶさたしてました
8がつ 27にち げつようび
長い間ブログ書いてませんでした。ごめんなさい。
あれから色々ありました。
パイロット校の先生方を対象とした教材作り講座をしたり、
7月半ばには23年度1次隊の中間報告会があったり、
8月の第2週にグアテマラで在外研修を実施したり。。。
たくさん伝えたいこととかあったけど、バタバタしてて書けませんでした。
でも元気にやってます。
ひとつひとつ伝えていけたらいいな~と思っております。
今回は教材作り講座のことを少し。
小学校の時、一人一人に教材セットを配られたこと皆さん覚えてるでしょうか。
おはじきとか、時計とか、数字のカードとか。。。その他もろもろ。
数を覚えたり、計算ができるようになるために、その教材が学びの手助けをしてくれてました。
だけど、グアテマラにはそういったものがありません。
教科書も十分に届かないんだから、教材なんて政府が配れるわけありません。
学校には、そもそも音楽室も理科の実験室も図工室も家庭科室も体育館もありません。
教室と、グラウンド。グラウンドといっても大きな庭みたいなものですが。。。
話はもどって、教材について。
数を習うとき、小学校で私たちはおはじきを使って、おはじきの数を数えながら数を覚えたり、計算の意味を理解することができました。
このように、いきなり数字だけで計算をするのではなくて、その前に教材を使って数や計算のプロセスを理解する、というステップが必要です。
でもグアテマラでは直接数字のみの計算しか教えてこなかったので、先生たちは教材を使って教えることに慣れていません。
だからもちろん教材の作り方もあまりわかりません。
指導書ではどんな教材を使って、どのように教えればいいか書いてありますが、読んだだけではやっぱり理解できないし、教材を作るための紙やテープを買うのにもお金がかかるので自分たちで作ることはこれまでほぼありませんでした。
なので、教材作り講座を開いて、教材の作り方を伝え、実際に自分たちで作った教材で授業してもらいたいと考えました。
基本的な教材たち。1の位や10の位を理解するためのものや、ひっ算の書き方を正確に教えるためのもの。数直線を使って数の規則を知ったり、繰り上がりのある足し算・繰り下がりのある引き算を学ぶためのもの等々。
ものさしを使って、正確に長さを測ることにもあまり慣れていません。
子どもの時に習ってこなかったから。先生になってからも使わないから。。。
中にはとっても上手にできる先生がいます。彼らが周りの先生たちに教えてくれました。
慣れてくると、効率的に、速く作ることができるようになってきます。
コンパスの使い方を知らない先生は、コンパスを貸しても使ってくれませんでした。
彼女は慣れない手つきながら、頑張って練習しました。
できなくても、恥ずかしがることはない。みんな一緒に学んでる最中なんだから。
半日かけて、頑張ってそれぞれの教材を作りました。
少しはやる気を出してくれたかな?
7月はこんなことをしてました。
あ、あと私の誕生日もありました。
7月20日。カウンターパートのフローリーとカンテルの家族がお祝いしてくれました。
フローリーからの誕生日プレゼント。
英語でCome Togetherと書いてあるのに、私はComeがスペイン語のComer(食べる)だと思って、「一緒に食べてる」?なんのこと?
と最初全然理解できませんでした。
あとでどっちも英語だと気づいたとき、あぁ、もう英語はダメだ。と実感したのでありました(ToT)/
家族もお祝いしてくれました!
人生初の、ケーキにガブリ。グアテマラでやることになるとは思ってなかったw
みんながそれぞれ食べ物を作って持ち寄ってくれました。
素敵な人たちが周りにいてくれて幸せだなぁと実感。
これで24歳を迎えました。
グアテマラで2度目の誕生日。
年はとっていくけど、成長はしてるのか。。。もっとちゃんと役に立てる人間にならねばー!
24歳の抱負。
やるべきことをしっかりする。妥協しない。
後悔しない日々を送ろう。
こんな私ですが今後ともよろしくお願いします!
長い間ブログ書いてませんでした。ごめんなさい。
あれから色々ありました。
パイロット校の先生方を対象とした教材作り講座をしたり、
7月半ばには23年度1次隊の中間報告会があったり、
8月の第2週にグアテマラで在外研修を実施したり。。。
たくさん伝えたいこととかあったけど、バタバタしてて書けませんでした。
でも元気にやってます。
ひとつひとつ伝えていけたらいいな~と思っております。
今回は教材作り講座のことを少し。
小学校の時、一人一人に教材セットを配られたこと皆さん覚えてるでしょうか。
おはじきとか、時計とか、数字のカードとか。。。その他もろもろ。
数を覚えたり、計算ができるようになるために、その教材が学びの手助けをしてくれてました。
だけど、グアテマラにはそういったものがありません。
教科書も十分に届かないんだから、教材なんて政府が配れるわけありません。
学校には、そもそも音楽室も理科の実験室も図工室も家庭科室も体育館もありません。
教室と、グラウンド。グラウンドといっても大きな庭みたいなものですが。。。
話はもどって、教材について。
数を習うとき、小学校で私たちはおはじきを使って、おはじきの数を数えながら数を覚えたり、計算の意味を理解することができました。
このように、いきなり数字だけで計算をするのではなくて、その前に教材を使って数や計算のプロセスを理解する、というステップが必要です。
でもグアテマラでは直接数字のみの計算しか教えてこなかったので、先生たちは教材を使って教えることに慣れていません。
だからもちろん教材の作り方もあまりわかりません。
指導書ではどんな教材を使って、どのように教えればいいか書いてありますが、読んだだけではやっぱり理解できないし、教材を作るための紙やテープを買うのにもお金がかかるので自分たちで作ることはこれまでほぼありませんでした。
なので、教材作り講座を開いて、教材の作り方を伝え、実際に自分たちで作った教材で授業してもらいたいと考えました。
基本的な教材たち。1の位や10の位を理解するためのものや、ひっ算の書き方を正確に教えるためのもの。数直線を使って数の規則を知ったり、繰り上がりのある足し算・繰り下がりのある引き算を学ぶためのもの等々。
ものさしを使って、正確に長さを測ることにもあまり慣れていません。
子どもの時に習ってこなかったから。先生になってからも使わないから。。。
中にはとっても上手にできる先生がいます。彼らが周りの先生たちに教えてくれました。
慣れてくると、効率的に、速く作ることができるようになってきます。
コンパスの使い方を知らない先生は、コンパスを貸しても使ってくれませんでした。
彼女は慣れない手つきながら、頑張って練習しました。
できなくても、恥ずかしがることはない。みんな一緒に学んでる最中なんだから。
半日かけて、頑張ってそれぞれの教材を作りました。
少しはやる気を出してくれたかな?
7月はこんなことをしてました。
あ、あと私の誕生日もありました。
7月20日。カウンターパートのフローリーとカンテルの家族がお祝いしてくれました。
フローリーからの誕生日プレゼント。
英語でCome Togetherと書いてあるのに、私はComeがスペイン語のComer(食べる)だと思って、「一緒に食べてる」?なんのこと?
と最初全然理解できませんでした。
あとでどっちも英語だと気づいたとき、あぁ、もう英語はダメだ。と実感したのでありました(ToT)/
家族もお祝いしてくれました!
人生初の、ケーキにガブリ。グアテマラでやることになるとは思ってなかったw
みんながそれぞれ食べ物を作って持ち寄ってくれました。
素敵な人たちが周りにいてくれて幸せだなぁと実感。
これで24歳を迎えました。
グアテマラで2度目の誕生日。
年はとっていくけど、成長はしてるのか。。。もっとちゃんと役に立てる人間にならねばー!
24歳の抱負。
やるべきことをしっかりする。妥協しない。
後悔しない日々を送ろう。
こんな私ですが今後ともよろしくお願いします!
2012/07/09
教訓
7がつ 9にち げつようび
グアテマラに来て一年。
スリも強盗も殺人も日常的におこる危険な国だからいつも気を付けるようにと言われてきた。
最初の頃は強盗にあったときすぐにお金を渡せるように「捨て金」と携帯を盗られたときのために「公衆電話用の小銭と連絡先を控えたメモ」を出かけるときはいつも携帯してた。
危険な場所にはいかない。夜も出歩かない。
最初の頃はとっても怖くて、いつも緊張して歩いてた。
だけど、いつからだろう。
慣れてきて、あまり注意しなくなった。
一年がたったけれど、これまで何も起こらなかった。
だから自分は大丈夫だって根拠のない自信をもってしまってた。
でもそれは起こってしまった。
6月30日、午後5時過ぎ。首都:グアテマラシティ
その日は雨が降っていていつもより人通りが少なくなっていた。他の隊員と夜ご飯を食べようと外に出て少し歩いていたとき、前から走ってきた車が急に止まって中から男が出てきた。
男は袋の中に手を入れて私たちに向かって「金を出せ」と言ってきた。
びっくりして、すぐに状況がつかめなくて、でも強盗だとわかった。
震えながら持っていたカバンから財布を取り出そうとすると、「全部よこせ」と言って私のカバンをひっぱった。
こういう状況になったら抵抗はするな。と言われてきていたから、そのまま手を放した。
男はすぐに車に乗り込んで去って行った。銃をもっていたのか、もっていなかったのかはわからない。
さっき通行人とすれ違ったばかり。すれ違った人たちはまだ近くを歩いていた。
辺りは何もなかったかのように静かで、違うのはさっきまで持っていたものが無くなったことと私の気持ち。
あぁ、これが強盗なんだな。こうやって盗られちゃうんだって。
震えて、怖くて、どうしたらいいかわからなかった。でも、はやく銀行のカードや携帯をとめなきゃいけないってことは頭に浮かんだ。
とっても動揺してたけど、以外にも冷静に状況を説明できた自分にびっくりした。
でもお金を全部盗られてしまったので、任地に帰るお金も新しく携帯を買うお金もなかった。
あのときは銀行のカードやお金を何も考えずにカバンに入れていたせいで、そのまま全部盗られてしまったから。。
移動するときはちゃんとわけて、体に身に付けて首都にあがってきたのに。
完全に油断していた。気が緩んでた。
ボランティア調整員の方がすぐかけつけてくれて、対応してくれてお金も貸してくれた。
任地に帰ってきてからは、強盗にあった時のことを思い出して、人に話す度涙がとまらなくなってた。ホームステイ先の家族とカウンターパートにはとっても迷惑をかけたと思う。
ずっと泣いてたから。
こういうことがあったと周りの人に話すと、驚いたことにほとんどの人が同じように強盗にあったことがあると私に話してきた。
身に付けていたピアスやネックレスをいきなりつかまれて盗られたり、銃で脅されたり、おいていた車のガラスを割られ中にあったものを盗られたり。。。
その時わかった。というか改めて気づいた。
ここは危ない国だったって。外国人だけじゃない、現地の人でさえ日常的に犯罪にあう国だったと。
強盗にあうことなんて、まれなことじゃない。むしろ外国人なら当たり前。
強盗にあったんだね、かわいそうに。だけど仕方ない。
そんなもん。
だからいつまでもくよくよしてちゃだめだって思った。
でも救いだったのはみんながかけてくれた言葉。
「強盗にあったのは災難だった。だけどなにもされなくて本当によかった。モノはいくらでもまた手に入れることができる。だけど朋子のかわりはどこにもいない。朋子が今こうして元気でいることだけで十分だよ」と。
それを聞いて、本当に何もされなくてよかったって思った。
誘拐されなかったし、傷つけられもしなかったし、殺されもしなかった。
モノは確かになくなってくやしいし、悲しい。
でも、もしモノが残ったとしても死んでしまったとしたら、そのモノたちは一体何の役に立つんだろう。
ある人は自分の子どもを誘拐されてしまったという。
家にはお金も、銀行のカードもなんでもあったのに、子どもを奪われてしまった。
子どものためにためていたお金、子どもがいなくなってしまったら何の役に立つの?
またある人は強盗に襲われて、持っていたものを全部よこせ、と言われた。
だけどどうしてもゆずれないものがあった。だから抵抗した。
それで殺されてしまった。
強盗は怖くなって何も盗らず逃げてしまった。
モノは残った。
でもその人は死んでしまった。
家族は言う。そんなもの残ってどうなるというのか。死んでしまってはもうなにもできない。全て意味のないものに変わってしまった。
その人が生きていれさえいれば、それでよかったのに。
人の命はとっても重い。かけがえのないもの。
だけどそれを奪うのはとっても簡単。
引き金をひけば、一瞬で奪えてしまうんだから。
悲しいけどそれが現実。
なんでそんなもの、みんな持ってんだろ。
一年たって、初めて本気で日本に帰りたいと思った。こんなとこいたくないって。
でも1週間たって、情緒不安定もなおってきて、今まで通りの状態に戻ってきた。
だからもう一年、また新たに気を引き締めて頑張ろうと思えるようになった。
これが全てじゃないから。グアテマラには素晴らしいものもたくさんあるから。
少なくとも、私の周りの人たちは心の優しい、とっても素敵な人たち。
それは大きな財産。
今回のことは、人生の教訓だと思って、盗られたものは高い授業料を払ったんだと思って、
これからもっと強く生きていかなきゃ。
強くなれーーー自分!!!
グアテマラに来て一年。
スリも強盗も殺人も日常的におこる危険な国だからいつも気を付けるようにと言われてきた。
最初の頃は強盗にあったときすぐにお金を渡せるように「捨て金」と携帯を盗られたときのために「公衆電話用の小銭と連絡先を控えたメモ」を出かけるときはいつも携帯してた。
危険な場所にはいかない。夜も出歩かない。
最初の頃はとっても怖くて、いつも緊張して歩いてた。
だけど、いつからだろう。
慣れてきて、あまり注意しなくなった。
一年がたったけれど、これまで何も起こらなかった。
だから自分は大丈夫だって根拠のない自信をもってしまってた。
でもそれは起こってしまった。
6月30日、午後5時過ぎ。首都:グアテマラシティ
その日は雨が降っていていつもより人通りが少なくなっていた。他の隊員と夜ご飯を食べようと外に出て少し歩いていたとき、前から走ってきた車が急に止まって中から男が出てきた。
男は袋の中に手を入れて私たちに向かって「金を出せ」と言ってきた。
びっくりして、すぐに状況がつかめなくて、でも強盗だとわかった。
震えながら持っていたカバンから財布を取り出そうとすると、「全部よこせ」と言って私のカバンをひっぱった。
こういう状況になったら抵抗はするな。と言われてきていたから、そのまま手を放した。
男はすぐに車に乗り込んで去って行った。銃をもっていたのか、もっていなかったのかはわからない。
さっき通行人とすれ違ったばかり。すれ違った人たちはまだ近くを歩いていた。
辺りは何もなかったかのように静かで、違うのはさっきまで持っていたものが無くなったことと私の気持ち。
あぁ、これが強盗なんだな。こうやって盗られちゃうんだって。
震えて、怖くて、どうしたらいいかわからなかった。でも、はやく銀行のカードや携帯をとめなきゃいけないってことは頭に浮かんだ。
とっても動揺してたけど、以外にも冷静に状況を説明できた自分にびっくりした。
でもお金を全部盗られてしまったので、任地に帰るお金も新しく携帯を買うお金もなかった。
あのときは銀行のカードやお金を何も考えずにカバンに入れていたせいで、そのまま全部盗られてしまったから。。
移動するときはちゃんとわけて、体に身に付けて首都にあがってきたのに。
完全に油断していた。気が緩んでた。
ボランティア調整員の方がすぐかけつけてくれて、対応してくれてお金も貸してくれた。
任地に帰ってきてからは、強盗にあった時のことを思い出して、人に話す度涙がとまらなくなってた。ホームステイ先の家族とカウンターパートにはとっても迷惑をかけたと思う。
ずっと泣いてたから。
こういうことがあったと周りの人に話すと、驚いたことにほとんどの人が同じように強盗にあったことがあると私に話してきた。
身に付けていたピアスやネックレスをいきなりつかまれて盗られたり、銃で脅されたり、おいていた車のガラスを割られ中にあったものを盗られたり。。。
その時わかった。というか改めて気づいた。
ここは危ない国だったって。外国人だけじゃない、現地の人でさえ日常的に犯罪にあう国だったと。
強盗にあうことなんて、まれなことじゃない。むしろ外国人なら当たり前。
強盗にあったんだね、かわいそうに。だけど仕方ない。
そんなもん。
だからいつまでもくよくよしてちゃだめだって思った。
でも救いだったのはみんながかけてくれた言葉。
「強盗にあったのは災難だった。だけどなにもされなくて本当によかった。モノはいくらでもまた手に入れることができる。だけど朋子のかわりはどこにもいない。朋子が今こうして元気でいることだけで十分だよ」と。
それを聞いて、本当に何もされなくてよかったって思った。
誘拐されなかったし、傷つけられもしなかったし、殺されもしなかった。
モノは確かになくなってくやしいし、悲しい。
でも、もしモノが残ったとしても死んでしまったとしたら、そのモノたちは一体何の役に立つんだろう。
ある人は自分の子どもを誘拐されてしまったという。
家にはお金も、銀行のカードもなんでもあったのに、子どもを奪われてしまった。
子どものためにためていたお金、子どもがいなくなってしまったら何の役に立つの?
またある人は強盗に襲われて、持っていたものを全部よこせ、と言われた。
だけどどうしてもゆずれないものがあった。だから抵抗した。
それで殺されてしまった。
強盗は怖くなって何も盗らず逃げてしまった。
モノは残った。
でもその人は死んでしまった。
家族は言う。そんなもの残ってどうなるというのか。死んでしまってはもうなにもできない。全て意味のないものに変わってしまった。
その人が生きていれさえいれば、それでよかったのに。
人の命はとっても重い。かけがえのないもの。
だけどそれを奪うのはとっても簡単。
引き金をひけば、一瞬で奪えてしまうんだから。
悲しいけどそれが現実。
なんでそんなもの、みんな持ってんだろ。
一年たって、初めて本気で日本に帰りたいと思った。こんなとこいたくないって。
でも1週間たって、情緒不安定もなおってきて、今まで通りの状態に戻ってきた。
だからもう一年、また新たに気を引き締めて頑張ろうと思えるようになった。
これが全てじゃないから。グアテマラには素晴らしいものもたくさんあるから。
少なくとも、私の周りの人たちは心の優しい、とっても素敵な人たち。
それは大きな財産。
今回のことは、人生の教訓だと思って、盗られたものは高い授業料を払ったんだと思って、
これからもっと強く生きていかなきゃ。
強くなれーーー自分!!!
2012/06/28
一年がたちました
6がつ 28にち もくようび
去年の6がつ21にち、私は同期6人とグアテマラに到着しました。
あれから1年。
英語も嫌いで、海外も住むことなんて人生で無いだろうって思っていた私が、
日本の裏っかわ、中米のグアテマラに1年も住むことになるとは。。。
到着した日は雨が降ってて、空港に着いた後すぐに語学研修先のアンティグアへ向かった。
車の中、これからどうなるんだろうって不安と期待でいっぱいだったこと、思い出した。
・・・あれからもう1年たっちゃったんだー
ひとつひとつ思い起こせばいろんなことがあって、
悩んだり、怒ったり、喜んだり、泣いたり、時にはひきこもったり、笑ったりしてこれまでやってきた。
でも1年ここで元気で暮らしてこれたのも、全部周りの人たちのおかげだってことが身に染みてよくわかる。
全然知らない土地で一人、言葉もうまくできない、コミュニケーションもどうとっていいかわからない、不安、さみしい・・・
そういう中で、支えてくれたのは日本の家族や友達、お世話になった人たち、協力隊の同期。
私は人に頼られるのは嬉しいけど、誰かに頼るのは苦手で、少々のことだったら一人で頑張ろうとするんだけど、
グアテマラではそうもいかないことが多くて、前よりも頼ることが増えた。
頼りたくないというより、人に迷惑をかけたくない気持ちが大きいから、頼るのには勇気がいる。
だけど、勇気を出して頼ったとき、温かく受け入れてくれて、頼っていいんだよと言ってくれる人がいる。
それがとっても嬉しくて、ありがたくて、幸せなことだなぁって思う。
一度、休日に出かけていて帰りが遅くなって、カンテル行きのバスがなくなってしまったことがあった。でもわざわざ家族に電話して迎えに来て、というのは申し訳なくて、
カンテルの町のそばを通るバスに乗って、近くで降りて歩いて家に帰ろうとしていた。
その時はもう夜の8時をまわっていて、辺りは真っ暗で雨も降ってた。
でもバスを降りれば、あとは10分くらい崖を登れば家に着けると思って、家族には連絡せず帰ろうとしていた。
そしたらドーニャアントから、「ともこ、今どこにいるの」と電話がかかってきた。
だから「今バスに乗ってる。歩いて帰るから心配しないで」と言うと、
「ダメよ。もうこんなに遅いし、雨も降ってる。あの道は夜危ないから一人で帰っちゃダメ。今からお父さんが迎えに行くから待ってなさい」と。
バスから降りたら、お父さんが車を降りて私を待っててくれた。
心配かけたくなかったからそうしたのに、さらに心配かけた上、急いで迎えに来させてしまうことになって、もう申し訳なさ過ぎて「ごめんなさい」とただ謝り続けた。
家に帰ると家族がいて、
みんな「夜は危ないんだから、遅くなったらちゃんと電話しなさい。迷惑なんかじゃないんだから。みんな朋子が心配なんだよ」と言ってくれた。
なんだか胸が熱くなって、こんなに大事に想ってくれてるんだなってとっても嬉しかった。
ドーニャアントがこの前、「私たち家族は朋子のこととっても大切に想ってるんだよ。あなたと一緒に暮らせて嬉しい」と言ってくれた。
1年、時間はすごくかかったけど、こんな関係を築けたことがなによりも幸せなことなんじゃないかって思った。
このグアテマラでの生活で、私自身が少しずつ変わっていってるのがわかる。
残りあと1年、きっとあっという間に過ぎていっちゃうのかもしれないけど、人とのつながりを大切に生活していけたらいいなと思う。
1年間、私を支えてくれたみなさん、本当にありがとうございました。
そしてあと1年も、どうぞよろしくお願いします!
とにかくみんなが元気で暮らせますように。笑顔で再会できる日を楽しみに。
去年の6がつ21にち、私は同期6人とグアテマラに到着しました。
あれから1年。
英語も嫌いで、海外も住むことなんて人生で無いだろうって思っていた私が、
日本の裏っかわ、中米のグアテマラに1年も住むことになるとは。。。
到着した日は雨が降ってて、空港に着いた後すぐに語学研修先のアンティグアへ向かった。
車の中、これからどうなるんだろうって不安と期待でいっぱいだったこと、思い出した。
・・・あれからもう1年たっちゃったんだー
ひとつひとつ思い起こせばいろんなことがあって、
悩んだり、怒ったり、喜んだり、泣いたり、時にはひきこもったり、笑ったりしてこれまでやってきた。
でも1年ここで元気で暮らしてこれたのも、全部周りの人たちのおかげだってことが身に染みてよくわかる。
全然知らない土地で一人、言葉もうまくできない、コミュニケーションもどうとっていいかわからない、不安、さみしい・・・
そういう中で、支えてくれたのは日本の家族や友達、お世話になった人たち、協力隊の同期。
私は人に頼られるのは嬉しいけど、誰かに頼るのは苦手で、少々のことだったら一人で頑張ろうとするんだけど、
グアテマラではそうもいかないことが多くて、前よりも頼ることが増えた。
頼りたくないというより、人に迷惑をかけたくない気持ちが大きいから、頼るのには勇気がいる。
だけど、勇気を出して頼ったとき、温かく受け入れてくれて、頼っていいんだよと言ってくれる人がいる。
それがとっても嬉しくて、ありがたくて、幸せなことだなぁって思う。
一度、休日に出かけていて帰りが遅くなって、カンテル行きのバスがなくなってしまったことがあった。でもわざわざ家族に電話して迎えに来て、というのは申し訳なくて、
カンテルの町のそばを通るバスに乗って、近くで降りて歩いて家に帰ろうとしていた。
その時はもう夜の8時をまわっていて、辺りは真っ暗で雨も降ってた。
でもバスを降りれば、あとは10分くらい崖を登れば家に着けると思って、家族には連絡せず帰ろうとしていた。
そしたらドーニャアントから、「ともこ、今どこにいるの」と電話がかかってきた。
だから「今バスに乗ってる。歩いて帰るから心配しないで」と言うと、
「ダメよ。もうこんなに遅いし、雨も降ってる。あの道は夜危ないから一人で帰っちゃダメ。今からお父さんが迎えに行くから待ってなさい」と。
バスから降りたら、お父さんが車を降りて私を待っててくれた。
心配かけたくなかったからそうしたのに、さらに心配かけた上、急いで迎えに来させてしまうことになって、もう申し訳なさ過ぎて「ごめんなさい」とただ謝り続けた。
家に帰ると家族がいて、
みんな「夜は危ないんだから、遅くなったらちゃんと電話しなさい。迷惑なんかじゃないんだから。みんな朋子が心配なんだよ」と言ってくれた。
なんだか胸が熱くなって、こんなに大事に想ってくれてるんだなってとっても嬉しかった。
ドーニャアントがこの前、「私たち家族は朋子のこととっても大切に想ってるんだよ。あなたと一緒に暮らせて嬉しい」と言ってくれた。
1年、時間はすごくかかったけど、こんな関係を築けたことがなによりも幸せなことなんじゃないかって思った。
このグアテマラでの生活で、私自身が少しずつ変わっていってるのがわかる。
残りあと1年、きっとあっという間に過ぎていっちゃうのかもしれないけど、人とのつながりを大切に生活していけたらいいなと思う。
1年間、私を支えてくれたみなさん、本当にありがとうございました。
そしてあと1年も、どうぞよろしくお願いします!
とにかくみんなが元気で暮らせますように。笑顔で再会できる日を楽しみに。
2012/06/20
ここ面白いよグアテマラ☆
6がつ 20にち すいようび
6月25日はグアテマラで先生の日(Día del maestro)です。
なので、6月の最初には、先生たちのみの音楽発表会が開催されました。
先生たちがスペイン語とマヤの言語であるキチェ語(私の任地ではキチェ語を話している)の2つの言語で歌を歌いました。
ここで強調しますが、子ども抜き。先生のみ!
私の中では???がいっぱい。
学校ごとにお揃いの民族衣装を着て登場
それで、どこの学校が一番かを審査員が決めて、お~ってなって終わり。
面白いな~不思議だな~と思いながら、次。
第2弾!来ました。今日はなんとミス・コン!!!!!!!!
くじゃく??
頭の上にケツァール(グアテマラの国鳥)のってる!!!
セクシーな衣装!
ついに、ケツァールになっちゃったー!!!!!!
私は会場に到着してのほほん見学しようと思ってたら、委員会の人から「審査員やってくれない?」と頼まれ、なんと審査することに!!!!!
何じゃそりゃーと思いながら、見てたら口あんぐり。
みんな普段学校で働く先生たちなんですよ?
ほんと面白いな~っ
日本じゃありえないもんね。まず子ども抜きの音楽会やらミスコンやらしないでしょ!
面白いのと不思議なのとで、結局私は楽しんでいました。
あ、衣装のテーマは「ファンタジー」でした。
そのあと、フォーマルなドレス姿&民族衣装姿を披露してくれた皆さん。
あとは「グアテマラの教育の質向上」について熱くスピーチ。
みんな大体政府からの予算を増やすべきだ。とか言っていたけど、隣に座っていた審査員の女の人が私にポツリ。
「政府に頼ってばかり、文句ばかり言ってないで、今やらなきゃいけないことは自分たちで頑張ることでしょ。現在の状況で今いる子どもたちのためにできる限りのことをしなきゃだめなのよ。」
その通りです!と思わず言ってしまいました。
とっても笑顔の素敵な人だったな~。言うことも素晴らしいです。
もう退職してしまったといっていたからザンネン。。。
私そんな人の隣でぼけ~っと審査員とかしてていいのかな!?とちょっと焦りました。
まあそんなこんなで頑張って採点して、審査員4人で話し合い。
そして結果発表!
ミス・カンテルの先生に選ばれたのは一番左の女性。左から1位、2位、3位、4位でした!
左から2番目の人はとってもスタイルがよくて美しかった!
個人的には、ファンタジー部門でケツァールになってしまった一番右の方がツボにはまってしまい、
思わず高得点を。。。
だっておもしろ、、、いや最高に素敵だったから。。
まあ、そんなこんなでミスコン終了。
グアテマラの先生たち、こんなこともしてます。
他の国ではもっと面白いことやってるのかな~
日本が真面目すぎるの?こっちがはじけすぎなの?
こういうことの準備頑張って、ただでさえ授業時間少ないのに子どもたちは休みの日ばっかり増えて。。。それじゃあ教育の質よくなるもんもよくなんないよー。。なんてちょっと思いました。
いい、悪いを簡単に決められることじゃないけど、日本で育ってきた私にとっては優先順位間違ってるんじゃないかとも思うんです。
こういうことに使うお金があるなら、学校で子どもに出す軽食とか学校でもっと必要なものにあてれるはずだよって。
なのに、お金がないからなんだかんだって。子どもたちを想うならやり方はいくらでもあるはず。変えていけるはず。
別に日本みたいにしろって言ってるわけじゃない。グアテマラのやり方で彼らにあった方法で良くなっていけばいい。
ゆっくりと流れる時間の中で、子どもたちにはのびのび成長してほしい。先生たちもそう。
頑張りすぎて病気になっちゃうんじゃ、元も子もないから。
こんなことをぼけ~っと考えながら、審査員頑張りました!
もう審査員やりたくないな!
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