2012/02/28

お、おじさん

2がつ 28にち かようび


この間、バスで席が空いてなかったからあるおじさんの隣に座りました。

そしたら、袋からがさがさ鶏肉のからあげとポテトを取り出して、隣でむしゃむしゃ食べ始めたんです。

まぁバスの中でなんか食べるのは日常茶飯事だし、すんごいお肉のにおいただよってるけどまぁ仕方ないかと思って座っていたんです。

そこまでは普通だった。



食べ終わって、次なんか取り出したなーって思ったら、隣でなにやらカンカンし始めたんです。


なにしてんだろ?

前の席とかバスの壁とかをなにやら叩いている。

トンカチ? いや、でもなんで今? 

気になったけど隣あからさまに見るのもなーって思って色々考えていたら、次におじさんがしたこと。

横目でおじさんの動作をうかがっていたら、なんか手を口のあたりで上下に動かしている。

はみがき?

ん?



・・・

ひげ・・・ひげ剃ってる!!!!!!!!!!!!!



これって普通ですか?

日本でバスの中とか電車の中で化粧は良くないとかよく聞いてたけど、バスの中でひげ剃りってしてもいいんですか?

しかも剃ったひげ・・・なにカンカンしてんだろって思ったら・・・バッチリバスの中に落としてるじゃありませんか・・・。


今必要だった?バスでひげ剃んなきゃいけなかったの?
これからパーティーでも行くんですかー!

こういうの当たり前だったらすいません。大げさに書いて。。。
でも、衝撃だったので・・・。

鶏肉の食べかすやらひげが落ちてると思ったら、おじさんの隣にいるのがつらくなり、
人が下りて行ったのを見計らって違う席へそそくさと退散しました。

他の席も怖かったけど。。。


なんでもアリです。おじさん、ご飯食べてひげ剃って、満足げに降りていきました。

2012/02/26

復活

2がつ 26にち にちようび

先週末から体調を崩し、気持ち悪い上に下痢が続いたのでこれはやばいかも?ということでグアテマラに来て初めて病院へ行ってきました。

病院あんまり行きたくなかったけど、もしお腹にウイルスとかいたらただ寝てても治らないので勇気出して行くことに。

検査してもらったところ、お医者さん曰く全腸炎バクテリア?(検査結果の紙を見て、これがいるとメモしてくれた)というのがお腹の中にいるってことで、抗生物質1週間飲むことになりました。

なんか変なもの食べたかな?と思い返しながら、でも、変なもの食べた覚えないし、私が食べたもの他の隊員も一緒に食べてたし。。。

色々他の人から意見を聞いた結果、
一位「いっぱい食べすぎ」
二位「油か生野菜が悪かった?」
三位「疲れがたまってた?」

ということで、大きな原因はいっぱい食べすぎ。ということで落ち着きましたw

たしかに食べ過ぎてた。。。
お恥ずかしい限りで。もう。

食べ物何かにあたったんだとは思うけど(きっとそうだと思いたいですけど。いや、本当はそうなんですけど)、こんなにしんどいとは思ってなかった・・・

下痢の恐怖。

おいしいもの目の前にしても食べられないつらさ。。


これからは気持ちを新たに健康的な生活を取り戻したいと思います。

とりあえず復活したので、また明日から頑張りまーす!

2012/02/15

バレンタインとダイエット

12がつ 14にち かようび

今日は「El día del cariño」バレンタインでした。

事務所で仕事をするということで、いつもありがとうという気持ちを込めて、事務所のみんなにチョコバナナケーキを焼いていきました。

でも、前の日に思いついたので必要な材料やらなんやらを買いに行く時間がなく、カンテルのパン屋さんでケーキ用の小麦粉(砂糖やらその他材料込) を買ってきて、家で卵、水、油だけを足して、あとバナナも入れてオーブンで焼きました。

いやはやどうなるかと心配だったけど、いい感じに焼けてみんなにも好評☆

よかったよかった。

たまにはこうやって喜んでもらえることしなきゃなって思った今日この頃でした。

ドーニャアントもケーキ気に入ってくれて、木曜日の息子の誕生日にこれ焼こう!ということになり、再び作ることになりそう。
いや、小麦粉は買ったやつだから、そのパン屋さんの味なんですけどね。。
なまけてごめんなさい。。
今度はちゃんと材料買ってきて作ります!


その日の午後、さぼっていたジョギングを再開。

ひょんなことで知り合った友達のGaby(16歳)とカンテルぐるっと約6キロ走ってきました。

練習さぼってたし、標高も高い(まだ言い訳にしてる。。)ので、ゆっくりゆっくりでしたが、
走った後はスッキリ!
やっぱり運動って大事だなって思った今日この頃でした。

最近色々大事なことに気付かされてます。
とりあえず、なまけるなってことなのかな。。


いつも会うと「Hola! Amiga!」と言って話しかけてくるGaby。とってもしっかりしてて頼りになるし、なによりかわいい妹のような存在。

二人とも、ダイエットのためにいっぱい走るぞー!と励まし合ってますw

何事も、やる気だして頑張ろう!おー!

2012/02/12

ストライキ??

2がつ 10にち きんようび

ケツアルテナンゴ県全土の先生たちが集まってある集会が行われました。


会場に入りきらんばかりの人!みんな学校の先生

今回、大統領が変わったのと同時に、学校の体制も変えていこうという動きが出ており、そのことに関する集会が開かれました。

一つは、これまでの半日制から全日制にしよう、ということ。でも先生のお給料は変わらない。

あと、先生対象の試験を実施しよう、ということ。試験に合格しなければ正規雇用から契約に落とされる、あるいは最悪職を失う。

細かいことはほかにもあるようですが、大きな問題としてはこの二つ。

グアテマラではこれまで先生のストライキが毎年のようにあり、過去には4か月学校が休みになって子どもたちが勉強できなかったことも。昨年はストライキのせいで県事務所が2か月以上閉鎖されてしまうほど。

多くは給料をあげろ!という抗議。

今回政府が全日制にして労働時間増えても給料あげないとか、先生たちに試験するとか言いだしちゃったもんだから先生たちはたまったもんじゃない。

この集会で、来週の金曜日17日、グアテマラ全土から先生たちが首都に集まって大規模なストライキを実施することが決定されてしまいました。

ケツアルテナンゴでは、ストライキ参加しなかったら300ケツァール(約3000円)罰金とられるとか、意味わかんないことに。(妊娠してる人は除くなど例外はあり)

政府の出方によっては、各地のストライキが2,3日で終わるか、2,3週間に伸びるか、2,3か月になるかわからないとのこと・・・。

もーほんとにやめてください。。。子どもたちが勉強できなくなっちゃうじゃーなーい・・・。

全日制にするのも、試験やるのもいい案だとは思う。でももうちょっと土台をしっかりさせないと今のままじゃ実現するのは少し難しい。
本音を言うと、試験はやっちゃってほしい。やる気がある先生はたくさんいる。でも、ただめんどくさがって何もしようとしない先生がいるのも確か。
本気で変わろうとしなかったら、変われるわけない。子どもたちのためを思ったら、向上心のある勉強熱心な先生たちがたくさん残ってほしい。

政府が悪いのはわかってる。だけどいつまでも政府のせいにして何もしないならなんにもならない。少し強引にでも危機意識持って頑張ってくれたら。。。と切に願います。

もうー・・・どうなっちゃうんだろー・・・


2012/02/09

指導書が届いた!

2がつ 8にち すいようび


待ちに待った算数の教師用指導書が届きました!(子どもたちの教科書はまだ。。。
カンテル市にはこれだけ。。。

1~6年生までの指導書

県事務所からわずかだけど教材の支給



でも。


足りない。


カンテル市には公立の小学校が24校あるのですが、届いた指導書は

1年生 20冊
2年生 20冊
3年生 18冊
4年生 20冊
5年生 20冊
6年生 20冊

各学校に一冊ずつも配れない。

しかも、3年生に関してはどの学校も一冊も指導書を持ってない。(これまで届かなかったから)

だから去年から3年生は足りてないからいっぱい欲しいっていうお願いを県事務所が教育省に出していたのにもかかわらず、この結果。。。

追加で来ないの?って聞いてみたけど、来ないだろう、ということ。

ほんとに、それがなきゃ始まんないのに!!もどかしい気持ちをどこへぶつければいいのか・・・


とりあえず、パイロット校4校には1~6年生までの指導書を一冊ずつ渡して、残りの指導書はうまく他の学校へ割り振っていかなきゃいけない。

すると、フローリーが勤めてた学校はなんと一冊も指導書がない!ということが判明。

なんでか聞いてみると、「校長が取りに行かなかったから」。


は?


なにしてんのさ!!


まぁ、その校長先生、色々と問題がある方だったようで、去年学校でお酒飲んで粗相をし、保護者からクレームの嵐により、校長先生をやめさせられてしまいました。


でも、取りに行かなかったから無いって・・・。信じられない。

日本みたいに学校まで届けてくれるわけじゃないから、事務所まで取りにいかなきゃいけないけど、それくらいしようよ!

子どもたちはなんも悪くないのに。上に立つ人によってこんなにも人の生活って変わっちゃうんだなってグアテマラに来て痛感しました。


くやしいけど、とにかく、無いものは仕方ない。

あるものを十分に活用していかなくちゃ。


早速、4つのパイロット校へ配りに行って、校長先生たちに会ってきました。

そのうち1つの学校は、去年まで校長先生が3年生の担任も受け持っていたんですが、今年から新しく先生が来たおかげで、校長の仕事だけに専念できるようになっていました。

あんまりやる気ない学校だな~って思っていたけど、今日行ってみて嬉しいことが。

子どもたちの教科書が足りないので、校長先生が、1~6年生の算数の教科書の最初の単元を印刷して配ろうとしていたんです。

毎年新しい教科書が全員分届かないので、毎年使い回し。そのせいで、教科書の内容が改訂されても昔のを使うしかないし、最悪の場合子どもたちが持ってる教科書の作成年度が違ってたりもするんです。

それに、次の年も使えるようにいい状態で残しておかなきゃいけない。だから教科書には直接書き込めない。
低学年の子どもにとって、ノートをとるってとっても難しい。だから教科書に直接書き込めるようになってるのに、それができない。

だから校長先生考えた。

印刷してその紙を使って子どもたちが勉強できるようにって。

印刷代は高い。だから1人20円ずつは払ってもらうことになるだろうって。

でも、えらいよ!校長先生!
その気持ちが大事だと思います。

待ってるだけじゃなくて、自分で考えて工夫してくれたことがなにより嬉しかった。

ちょっとハッピーな気持ちで今日は家に帰ることができました。



最後に癒しの子どもたち。




私の場合、直接学校に配属されているわけではないので、毎日子どもたちに会えるわけではありません。
だから、今回久しぶりに子どもたちに会って、「ともこ~」って名前覚えててくれて駆け寄ってきてくれる子どもたち見たら、思わずぎゅ~って抱きしめまくってしまいました。

この笑顔がこの先もずっと続きますように・・・。

2012/02/03

算数研修会②

2がつ 2にち もくようび


今日はフローリーが研修を行いました。

前回の研修で、先生たちがもっと遊びを取り入れてほしいという意見があったので、今回は彼女が工夫して研修を始める前にゲームをすることから始めていました。
風船リレー


先生たち、ゲームするとき子どもみたいに楽しむから見てるこっちも面白い。

今回、先生方から色々質問されて、しっかり答えてるフローリーを見て、とっても心強かった。


フローリーが答えられない質問は、私が説明したりして、2人でなんとか頑張ったけど、問題は次から次へとやってきて。。。


今回、一歩進めた!と思ったけど、進んだ先にはまた壁が。

活動が軌道にのるときが来るんだろうか?と思いながら、少しずつ私もフローリーも成長しているような気がした今日この頃でした。


エンラセの先生たちも、なんだかんだ言いながら教材作って勉強して、今回研修を行っていたのを見て、すっごく嬉しかった。
こういう経験をして、彼ら自身がやってよかった!って思ってくれたらそれが一番。
確かに仕事は増えるけど、先生たちに研修できたっていう経験は自信につながることだと思うから。


そして、今日は頑張ったフローリーに辛ラーメンをプレゼント!

アメリカで働いていた経験があるフローリーは吉野家が大好き♪
そしてラーメンも食べたがってた。


グアテマラにはカップラーメン売ってるけど、めっちゃおいしい!とは言えない。。。
でも韓国発の辛ラーメンはなかなかいける!


それを話したら食べたい!というので、昨日買っておいたのです。


先生たちにいっぱい質問されて、二人とも「あ~頭痛い~」ってなってたので、これ食べて今日は休んで!って渡しました。

おいしいって思ってくれたらいいけど。。


色々問題は山積みだけど、今回一歩は前進したと思って、たまには1,2歩さがったりしながらもぼちぼちやっていけたらいいなと思います。

2012/02/02

算数研修会①

2がつ 1にち すいようび




任地に来て半年、初めて自分が先生たちに研修を行うことができました。
知り合いの先生から借りたウィピル。これを着て気合いれてみましたw

今回、カンテルの算数プロジェクトの代表に選ばれた先生方12人(Enlace連絡係と言われているので、これからエンラセの先生と呼びます)が2日間4,5年生の内容の研修会を行うことになりました。

6人ずつ2グループに分かれて、それぞれ4年生、5年生の先生方に研修をすることに。

4年生の担任の先生方

5年生の担任の先生方

本当は、カンテルの小学校全学年の先生方を対象にしたかったんだけど、今回は4,5年生の先生方のみになりました。
理由は、12人のエンラセの先生の半数しかケツアルテナンゴ県事務所の研修会を受けていなかったことや、体制がしっかりしていなくてエンラセとしての認識も薄かったせいもあり、今回一気にたくさんの内容を一人が抱えるには負担が大きかったから。


初めから重い責任を負わされても、先生たちのモチベーションが下がるだけだし、最初のステップは小さい方がいいと思って、無理に全学年対象とはしませんでした。

研修1日2日とやると決まってから、同期の小学校教諭、優ちゃんの力を借りて、これまで準備をしてきた。昨日は緊張してお腹が痛くなってどうなるかと思ったけど、当日優ちゃん、そして隣の県からしましょうも応援にかけつけてくれたおかげで、少しリラックスして、初めての研修を行うことができました。
本当に同期に助けられてます。ありがとう、優ちゃん、しましょう。


今まで、スペイン語に自信がなくて、先生に話をしてもわかってもらえなくて落ち込むことが多かったから、自分から研修やらせて!とはなかなか言えなかった。
でも、このままじゃ何も変わらないし、フローリーだけにやらせようとするのも違うって気づいた。


彼女が学校に戻りたいと言い出したのは、きっと責任の重さ、周りからの重圧がしんどかったんじゃないかって最近考えてた。
去年から私のカウンターパートとして働くことになって、研修も一緒に受けてきたけど、だからってすぐ上達するわけじゃないし、一度研修受けたからって他の人にうまく説明できるようになるわけなんてない。
だけど、周りの先生たちはフローリーはもう完璧に理解してるって思ってる。
彼女も始めたばっかでまだわからないことだらけなのに、周りはそうは思ってない。そういうことからくるプレッシャーがつらかったんじゃないかって。


だから、今は仕事を分担して、一緒に研修を行っていく方がいいんだって思った。
それで少しずつ経験を増やして、自信がついてきたら、彼女ももっと堂々と仕事ができるようになるんじゃないかって思う。


今日、研修やってみて、本当に先生たちが理解してくれたかどうか定かじゃないけど、
少し手ごたえみたいなのは感じることができた。



これから、予定なんてちゃんとたってないけど、先生たちに意見を聞きながらいい研修会を行っていけるように頑張ろうって思えた。


明日は、フローリーの番。頑張ってほしいな