2012/09/27

現実

9がつ 27にち もくようび


協力隊としてグアテマラに来て、子どもたちのためにって活動してきたつもりだったけど、
日々の生活の中で、私は現実をきちんと受け入れることができないまま、自分の中で答えが出せないままでいる。

毎日、至る場所で、ガムや飴を売っている子、靴磨きをしている子、道路で芸をしてお金を集めている子、たくさんの働く子どもたちを見ている。

このグアテマラでは、この光景は普通の、当たり前の景色。


その子どもたちと直接話をしたことはない。
だけど、たいていの場合、その子たちの親が働くことを強要しているという。

もちろん、畑仕事や家の家事の手伝い、小さい子の面倒を見るのは当たり前のように子どもたちの仕事。親を助けることは大切なことだから、手伝いをするのは当然のこと。

だけど、それとこれとは意味が全然違う。

学校に行くこともなく、毎日わずかなお金を得るために働いている子どもたち。

私はただ、見ることしかできない。この現実をどんなふうに解釈していいのかわからない。
私にはどうしようもないと、あきらめることしかできなかった。




今日、フローリーがある映像を見せてくれました。今彼女は毎週土曜日に大学で勉強しています。
先週の大学の授業でグアテマラの子どもたちに関する講義を受けたといって、
内容を教えてくれたんです。


そこにはたくさんの働く子どもたちの様子が映っていました。
家を建てるために必要なコンクリートのブロックを、まだ6歳にもならない子が運んでいる様子。
大きな岩を砕いて、細かい小石にする作業を黙々と続ける子どもたち。

最後に見せてくれた映像は、ずっと私の脳裏に焼き付いて離れません。


それは8歳の男の子でした。

市場で、パンを一つ盗んでしまったんです。
食べるものが無くて、お腹がすいていたんでしょう。家に帰っても彼に食べ物を与えてくれる家庭ではなかったのかもしれません。

彼はパンを盗んだところを見つかってしまいました。

そのあと、見つけた大人たちは何をしたと思いますか?





その大人たちは、パンを盗んだ戒めに、8歳の小さな子どもの腕を、トラックのタイヤでひいたんです。
逃げられないように押さえつけて。




見たくなかった。


なんでこんなことができるんでしょうか。


盗むことは悪いことです。
でも、だからといってその盗んだ手を使えなくすることが、罰を与えることが、正しいことですか?


ただただ、胸が締め付けられる思い。

苦しくて、怒りを通り超えて憤りしか残らなかった。




食べ物もろくに与えずに、学校にも行かせずに、我が子を働かせる親たち。

子どもは親が全て。一生懸命働いて、親に認めてもらいたい、愛してもらいたいと願ってる。

でも、親たちが子どもたちにする仕打ちはなんでしょう。

子どもが稼いだお金を全部自分のものにして、お酒を飲んで、子どもに暴力をふるう。


愛を知らずに育った子どもたちは、何を信じて生きていくんでしょうか。


グアテマラに来る前は、貧しい家庭でもみんな助け合って一生懸命生きてるんだと思ってた。

確かに、そういう家庭はいっぱいある。貧しかったけれど、家族で助け合って生きてきて、子どもたちは立派に育って、それぞれ自分の家庭をもってしっかりと生きてる。

でも、子どもを大切にしない親たちがあまりにも多い。

貧しいから働かなきゃいけないのは仕方ない。でも、その中に愛情があれば、子どもたちは希望を失うことはないはずなのに。

貧しさは人の心も貧しくするのでしょうか。

日本は豊かな国になったけど、心がすさんでしまった、なにかおかしくなってしまった部分もたくさんある。

貧しいから、という理由がこのグアテマラで起こっていることを説明することにはならない。



今回改めて、見たくなかった現実を突きつけられて、また考えさせられた。

でもやっぱり答えは出なくて、ただ心が痛いと思うことしかできなくて、

私は何をしにきたんだろうと思った。

初めから、なにかできるなんて思ってたわけじゃないけど、見ないふりばかりしている自分にため息がでた。

これから何か大事な場面に出会ったとき、私はなにかできるんだろうか。



2012/09/22

今年度最後の研修会終了~

9がつ 22にち どようび

20日と21日の二日間、カンテル市全体の算数研修会を実施しました。

今回は4年生の「角」、「三角形」、「線」、「四角形」の内容でした。

カンテルの代表教員の先生方、最初に2年間だけ、という話だったようで、本当は来年も続くんですが、もう大変だからやりたくない、とのことで、今回が最後となりました。

来年からは、また新しい先生方を選んで、新しいチームを結成します。

1人だけ、私は来年も続けるわ、と言ってくれた先生がいて、彼女のやる気には感動しました(泣)

あなたたちはみんな素晴らしい先生だから、ぜひ来年も続けてほしい。私はこれまであまり助けにはなれなかったけど、今後はもっと支援したいと思っているから。
と頑張って伝えたけど、届きませんでした。

人を説得させるには、やっぱりその人の言葉に宿る力が必要だって思った。
私は経験も浅くて、まだまだ全然足りないなと思わされた出来事でした。

先生たちはいつも言い訳ばかりして、嫌になるときもあるけど、2年続けてくれただけでも感謝しなきゃと思い直し、ありがとう、と伝えました。


さてさて、今回の内容は、グアテマラの先生たちにとってはなじみがほとんどない内容。

三角定規や分度器の使い方をしっかり習ってきた先生なんてほぼいません。
習ってないから、子どもたちにも教えませんよね。。

だから、最初はフローリーも使い方に慣れるのに少し時間がかかったけど、研修会ではしっかり教えてくれました!





色々内容がある中で、やっぱり今回は三角定規と分度器の使い方をマスターして帰ってほしい!ということで、三角形や四角形の描き方を念入りに指導しました。



今回は雰囲気もいい感じで楽しく進めることができました。
やっぱり聞くだけの研修会はよくないな~と改めて実感。

三角定規と分度器の使い方、最初はわからなくても、段々とできるようになると嬉しいし、確実に身に付いてるって実感できるから、先生たちもやる気が出たんでしょう。

2日間、無事に終わるかと思いきや、2日目の終了1時間前。
外ががやがや騒がしくなり、誰かかマイクでしゃべっています。

近くに教会があったから、そこでなんかイベントが始まったのかと思っていたら、先生たちが学校の外で集会を始めてしまっていました。
全員いることをいいことに、算数の研修会いつも利用されて邪魔される始末。。。

外でそんなの始まったら先生たちももう集中力切れ。。。

研修会が終わってから集会なんてすればいいのに!!!!!!!!!!!!!

先生たちは勤務時間以外に時間を盗られるのがいやなんです。だからいつも学校の授業時間に集会したり、今回みたいなことしたり。。。

午前中しか働いてないんだから、ちょっとくらい時間をさいてもいいでしょうよ!といつも思っていますが、もうこればっかりはどうしようもない。。。


やりたいと思っていたことは全部できたし、早めに終わって感想を書いてもらおうと思っていたので、2日目は早めに切り上げて、私は集会参加せず一人家へ帰ることに。


算数の研修会を通して学んだことを、先生たちは全部じゃないけど授業で応用しようとしている姿を学校で最近見ることができるようになってきて、
些細なことだけど、ほんとに小さな変化だけど、それがとっても嬉しくて、もっともっと頑張りたいって思わせてくれています。



2日目、ボランティアの調整員の方が研修会を見に来てくれました。
その時、調整員の方が私の後任のボランティアの要請を出したからね、とフローリーに伝えてくれたんです。
その時、フローリーが
「カンテル市教育長は経験がある人がほしいと言っていたけど、私は経験がない人でもかまわないわ。朋子は経験がないけど、彼女からたくさんのことを学んでいるから。」と言ってくれました。

私いつも迷惑かけてばっかりなのに、そんなこと言ってくれて、なんか泣きそうになりました。

私がなんか心配事があったり、怒ってたり、考え事してたら、いつもフローリーは「どうしたの?」と優しく聞いてくれます。
私はどうやらすぐ顔に出るようで、もうフローリーはすぐ私が何考えてるかわかってしまうようになりましたw
そんなわかりやすいかなー?と思いながら、ちょっと恥ずかしいけど嬉しい今日この頃。

フローリーはとっても良い私の理解者で、姉妹みたいな存在になりました。

来年、私の後任の人が私の入れ違いですぐ来てくれればいいんだけどなぁ。。

来てくれなかったら、来るまで任期延長もありよ?と調整員に言われましたが、どうなることやら。。

ま、とりあえず、無事に終わってよかった!


今年度はもう10月で終わり(>_<) 一年、なんて早いんだろう。。。
あとちょっとがんばろう~!







2012/09/13

あきらめました

9がつ 13にち もくようび


せっかくブログを書くなら、やっぱり写真を添付したいと思っていたんです。

でも家では、インターネットのモデムを使っていて(月約2000円のプラン)、それだと、写真アップできる時もあるけど遅いし、全然できないときもあるしで、なかなか書けなかったんです。

でも、もうあきらめました。

ブログ、写真なしでもいいかなと。

あったに越したことはないんですが、写真つけようと思うと時間かかるし、しっかり写真つけて書くとなるとネット環境のいい喫茶店とか行ってやらなければならなくなるので、
そんなこと考えてたらこれはもうブログ書かなくなりそうだ。という結論に達しました。

書かないより、書いた方がいいしね!気持ちの整理にもなる。ブログ。

つたない文章でいつも読みづらい思いをさせているかと思いますが、頑張るのでよろしくお願いします((+_+))


ということで、これからはもうちょっと頻繁に書くようにします!


話は変わりますが、

9月15日はグアテマラの独立記念日です。

今日は小学校に行って、独立記念日の行事を見てきました。

再び、子どもたちの歌や踊りの発表会の審査員を頼まれ、やることに。。。。

でも、とってもかわいかった~~♪

ラテンの国だから踊りがめっちゃうまいかと思いきや、そうでもないグアテマラ。

がんばれ~!となんだか親のような気持ちで見守ったこの日。

やっぱり子どもの笑顔には元気もらえるな、と思えた一日でした。


さらに話は変わりますが、

最近は帰国してからどうしようか迷い中。。。。

先生は素敵な仕事だと思う。でも本当に私がやりたいことはそれなのかな。。

何でもやってみないとわからないとは思うけど。やってみればいいじゃないかと言われるけれど。


買い物をしていて、「あ、これだ!これしかない!」ってあるモノを見つけたときみたいな感覚がほしいんだけどなぁー。。
迷っているときって、やっぱりなにか気に入らない部分があるとか、かわいいけどココが惜しい!とか、そういうのがある。
だからいっぱい迷って、でも結局買わないっていう選択に至る。

こういう時、自分の中で答えは決まってるんだけど、迷ってしまう。
選択肢がそれしかない、と思うからなのかな。

可能性は無限大。そうはいっても自分で勝手に選択肢を狭くしてしまっている気がする。

きっと答えはシンプルなはず。

もっともっと視野をひろく、なんでもチャレンジしていきたいな。