10がつ 29にち げつようび
小学校の卒業式に行ってきました。
一か月ほど前、いきなりある学校の校長先生から電話がかかってきて、
「6年生の子どもたちの卒業式で、ぜひMadrinaになってほしい」と言われました。
Madrinaってなに???しかも、この学校一度も行ったことないし、校長先生も誰かわからない!!
どうしようー。。。とドーニャアントに相談。
よく話を聞いてみると、グアテマラでは卒業式や結婚式など大切な祝い事があるとき、
Madrina(代母或いは介添え人)、Padrino(代父、介添え人)を決めるんだそうです。
卒業式の場合は、Madrinaに選ばれた人は子どもたちへのプレゼントを準備して、お祝いの言葉をかける、というのが役割のよう。
なんで私が選ばれたのか・・・?
校長先生に話を聞いてみると、子どもたちの保護者が私を選んだとのこと。
???
一度もその学校に入ったことがないのになんで私を知ってるんだろうー?
と考えたら、違う学校に行っている時に村を歩いているので、その時にお母さん方は私を目撃していたようです。
あ、見られてたのね。。。
でもだからってそんな大事な子どもの卒業式によく知らない私が行っていいのか??
しかもプレゼント用意しなきゃいけないのね。
う~~ん。と色々考えた結果、せっかくこうやって選んでもらったので、快く引き受けることに。
当日。
チニータが来る!と前から聞いていた子どもたちは私が到着すると、チラチラ見てきて、男の子たちは恥ずかしがりながら話しかけてくれました。
初めて行った学校で、始めて出会う子どもたちだったけど、とってもかわいい子どもたちでした。
これを機会に、グアテマラに持ってきていたのにこれまで一度も来ていなかった浴衣を着ることに!!
いつもおしゃれなんてしないで町や村を歩いているので、知り合いは「ともこ、どうした!?」と驚いていました(笑)
子どもたちにプレゼント(ファイル:こっちはプラスティックのファイルがなく紙のファイルをよく使っています。なので雨が降ったら紙が汚れて悲しいことに。。。なので中学校で活用してもらうためにプラスティックの頑丈なファイルを選びました)をあげて、お祝いの言葉。。。
子どもたちがこれからも勉強を続けていってくれるように、自分に自信をもって、前を向いて進んで行ってくれるように、願いを込めて話しました。
卒業式、担任の先生が卒業証書を渡して、厳かに式は終了かとおもいきや、
お母さんたちが、なにやらおっきなかごを3つ抱えて登場。
私に、「Madrinaになってくれてありがとう。こんな機会をもてて私たちはとても嬉しいし、承諾してくれたあなたにとっても感謝しています。」と言ってくれ、私に大量のご馳走が入った3つのかごを渡してくれました。
鳥の丸焼き、ご飯とタマル(トウモロコシの粉で作った食べ物)、パン。
私にくれたけど、まさか全部私にくれたわけじゃないよね。あとで先生たちと山分けするんだろうな。と、思っていたら、
校長先生が、「全部朋子のだよ。これがこっちの慣習なんだよ。」と。
うそ。これ全部?
ありがたく、頂いて帰りました。
帰ってこれを見せたらドーニャアントびっくり。
確かに慣習だけど、やらないこともあるし、まさか朋子にこれをやるとは想像もしなかったわ!
と驚いていました。
私もびっくり。
外国人でお金持ってると思ったから選ばれたのかな?なんて少し思った私はなんて心が汚れているんだろうと本気で反省しました。
素敵な機会を与えてくれたお母さんたちに心から感謝!
いい経験させてもらいました。
卒業した子どもたち、本当におめでとう!
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