9がつ 2にち きんようび
ここ最近は、県教育事務所のTereが行うTaller(算数の研修会)に参加して勉強したり、Floryと一緒に9月の活動計画をたてたりしていました。
研修会で平行四辺形、台形、ひし形の描き方について勉強していたとき、
三角定規を使って平行線を描くんだけど、Floryをはじめ何人かの先生は三角定規をどのように使って平行線を描くかがわからないようでした。
やったことがないからわからないだけで、
一緒に練習して、うまくできたときは満足げに喜んでいました。
次の日、復習しようと思って「もう図形は描けるようになった?」と聞いてみると、
「昨日帰ってから子どもたちと練習したからできるようになった」という返事が。
さすが、Flory。
彼女は責任感が強くて、しかも賢い。
そして優しい。
前に、Floryが教えていた子どもたちについて話を聞いたことがありました。
ある男の子がいて、その子はとても賢い子どもだったそう。
だけど、お父さんはお母さんを置いてほかの女の人のところへ行ってしまい、お母さんはお酒におぼれて子どもの面倒をちゃんとみなくなってしまった。
だから男の子はいつもさみしい思いをしていたみたい。
Floryが時々その子をぎゅっと抱きしめてあげると、すごく喜んでいたそう。
「あの子には愛情が必要だったから、抱きしめてあげたかったの」
「学校にはたくさんの子どもがいるけど、例えば両親がいて毎日愛情をもらっている子と、片親だけで少し愛情に欠けている子がいたとしたら、私は愛情に欠けている子により注意して関わりたい。」
「勉強に関して言えば、多くの先生たちは勉強が良くできる子を前列の席へ座らせるけど、私はゆっくり学んでいく子どもを前列へ座らせる。だって勉強ができる子たちはそんなに注意しなくても自分たちでちゃんとできるでしょ。私はより支援が必要な子どもたちに注意して関わりたいの。」
話を聞いていて、この人はほんとに子どものこと大切に想ってるんだなぁっていうことが伝わってきた。
Floryはちゃんとわかってるって。
算数の指導方法は伝えることができても、こういう想いってなかなか言ってわかるものじゃない。
子どもを想う気持ちがあれば、指導方法だって必然的に変わってくるし、今はただ知らないだけ。
彼女はこれからどんどんたくさんのことを吸収して、伸びていくと思う。
今は助けられてばかりだから、Floryのためにもっと頑張んなきゃ。
彼女の想いが他の先生たちにも伝わっていきますように。。。
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