2013/04/26

研修会おわりー!

4がつ 26にち きんようび

研修会終了ー!!!

終わった。。。なんか今月はどっと疲れた。。。

でも、こんなこと言っちゃいけないんだろうなー。日本で働く方が何十倍も、何百倍も大変。

ここでちゃんと活動させてもらえてるだけでありがたいと思わないと。。。


ところで、

今日は、昨日より手ごたえのある研修会になりました。

昨日のフローリーや他の先生たちからの意見を聞いて、どんな風に説明したらもっとわかりやすいか考え直し、昨日とは違う説明の仕方にチャレンジしてみました。

今までもそうだったけど、回数を重ねるごとにフローリーとお互い足りない部分を補いながら研修会をできることが、とっても嬉しかった。
なんかもうこんな風にやっていけないのかなぁーと思うと、切なくなりました。

まだまだこれからだったのになぁ。

でも、もうあんまりグチグチ悩まないことにしました。これから起こることを予測できないんだから、
もういまある現状の中で、できることやってくしかない。

しっかりしろ~自分。


気を取り直して、

今回は前に作っていた、子ども用教材の紹介も少し行いました。

1年生から6年生までの、児童が手に取って操作することが望ましいとされている教材たちです。
 
教科書の裏にセットになって付いているので、あとはそれを切り取ってテープで補強すれば使えます。
 
これは一年生の教材。
 
これらの教材を使って、子どもたちは実際に操作しながら数式や図形、様々なテーマを学んでいきます。
 

教科書が毎年十分な数届かないので、教材をそろえることも難しい。。。
今年はようやく先週届きました。もう4月。学校始まって4か月経とうとしてるよ?
しかも、カンテルには2年生の教科書届かず。。。
サンタマリアチキムラには1~4年生までしっかり届いてたのに!!!
そもそも5,6年生の教科書は何年前から届いてないのかわからないくらい。。。

指導書や教科書がないから、GUATEMATICAできないよ!って言われちゃったら、
そうだよね・・・。としか言えない。
それでも無いなりに工夫してくれているだけありがたいと思う。

私の力でどうにかできるもんならどうにかしたいけど、グアテマラ政府がこんなんだからどうしようもない。

もどかしいことばかり。



またまた、気を取り直して、、

でも、今日は先生たちもそれぞれ工夫して教材を使いながら説明してくれて、どのように教えたらいいかわかってくれた様子。


でも、先生たち、休み明けにスナック菓子ボリボリ食べ始めちゃうから困ったもんです。。。

先生たちがそういうことするから、子どももそうするんでしょうよ。

お菓子食べないでって言ったら、罰悪そうな顔して。。。

もう子どもじゃないんだから授業中は食べないでねって今日は言ってしまったー。

あんまりこういうこと言いたくないんだけどな。だって大人として当たり前のことだもん。
言わなくてもやってほしい。

でも言わなかったらやるからなー。。。他で普通にそうしてるからそうなっちゃうんでしょうね。
でもそれが良くないことだってことはわかっててやってるからなー。
困ったもんですね。

今回は嬉しい~!ことと、やっぱまだまだだよなー・・・ということがどっちもあって、
結局やっぱりまだまだだな、という結論に至りました。

土日はちょっとおでかけしてリフレッシュして、また5月からどうやって活動していくか考えることにしよう!

2013/04/25

どたばたの春

4がつ 25にち もくようび

あわただしかった4月がもうすぐ終わろうとしています。


4月。日本では春。
グアテマラではマイス(とうもろこし)の種まきの季節。

少し育ったマイスを見て、グアテマラでも春を感じています。


4月は5日に実施した研修会をはじめとして、研修会づくしの月になりました。

5日の次は、18日と19日の二日間。
ケツアルテナンゴ県のサンタマリアチキムラ市という場所で栄養士として働いている隊員のカウンターパートから、この町でも算数の研修会をやってほしい、という依頼があり、出前講座をやることに。

カウンターパートは市の教育長で、「GUATEMATICA」にとても興味をもってくださっているらしく、
わざわざ私たちを招待して、研修会ができるよう調整してくれたんです。

今現在グアテマラには小学校教諭2名。
2人で相談し、2日間の研修会では四則計算を教えることに決め、準備に取り掛かりました。

新しい場所、新しい先生たち。

緊張ー!!!!

ちゃんと反応してくれるか不安だったけど、まあまあの反応。
カンテルの先生たちと似ていておとなしい先生たちでした。




教材を操作しながら学ぼう、という教授法の基本を楽しく勉強しました。

しかし、やっぱりやっている間に先生たちの集中力も切れてきて、休み時間あけの雰囲気がだら~っとしていたので、急きょ日本の「ラジオ体操」をやってみることに!


みんな、どうなってんだ??と笑いながら、でも楽しく体操してくれました。

今までやったことなかったけど、意外にウケるこの体操。今度任地でもやってみようかしら。


新しい場所での研修会、大変だったけど、隊員3人力合わせてできたことはとっても勉強になりました!
自分の任地だけでなく、たまに他の隊員の任地へ行くのも楽しいな。

そして、会ってビックリ。

教育長、28歳。

グアテマラで初めて会った、犬にビビりまくっているグアテマラ人。

若くて、やる気があって、行動力がある。

いいね!!と思ったけど、その年ですでに教育長として4年間働いた経験をもつ彼。

24歳という若さでその地位を手に入れることは可能なのか、どうなのか。。。

色々思うところはあったけれど、細かいことは気にしない!!

ありがとう!ジョバンニ教育長!楽しかったよ!


そして、なんとなんと、うれしいことにケツアルテナンゴ県の新聞が私たちの研修会を取り上げてくれました!
イエイ!

研修会の後は、もちろん、温泉。

はぁ~っとリフレッシュした次の日には、首都に上がっての健康診断。

色々不安だったけど、無事元気モリモリであることがわかりました!

ほっと安心したのもつかの間、今週の25日と26日、2日間の研修会。

1年生「ひき算」と2年生「かけ算」。

かけ算には大きな表を使用。
               

日本では2×1、2×2、2×3、2×4・・・。と最初に2がきますが、
グアテマラではこの「GUATEMATICA」の教授法になって順序が変わりました。

1×2、2×2、3×2、4×2・・・。というように、2が後ろに来ます。

日本では、
バナナが一つの袋に2つ入っています。
一袋2つずつの3袋ぶん、のように考えます。
2つのバナナが3回繰り返されているから2かける3。 2×3。


グアテマラでは、
3つの袋の中にバナナが2つずつ入っています。
3回2つのバナナが繰り返されていると考え、3かける2。 3×2。

言い方の違いなんですけどね。スペイン語だとこの方がわかりやすい、ということで、
教育省がこのような言い方に変えました。
最初は慣れなかったけど、たしかに教えるときはこの方がいい!勉強になります。


今月の研修会を通して、先生たちの変化を実感。

今まで研修の内容に関してあまり口出しをしてこなかった先生たち。

でも、今日は、GUATEMATICAのコンセプトを的確にとらえた質問や、指摘が出てきたんです。

今回はいつも素敵な授業をする2人の先生だけだったけど、鋭い指摘!

今回時間の関係で省略したところなどを、これはGUATEMATICAのプロセスとは少し違う!!
こうした方が子どもたちにはわかりやすいのでは?

などと言った意見が出されました。

全くその通り!!!よく気が付きました!!

すばらしい☆☆私の今までの研修、しっかり聞いてくれてたってことだよね!
指摘されちゃったけど、嬉しい。私も勉強になるから、とってもありがたい。

低学年の内容は、簡単そうに見えるけれど、教えるとなるととっても難しい。
日本語でもなんて説明したらいいかわからないこともある。
私は経験がないから、悔しいけど、こういう部分では子どもたちにとってわかりやすい、有効な教え方を伝えることができない。自分が言ってることが表面的だなーと思ってしまう。
指導書や教科書をもっているけど、そこまで丁寧には書いてくれてない。

こんな私を助けてくれたのは、フローリー。

1月から学校でたまに授業をしているので、そこで子どもたちと働いた経験と、あと今までの教師経験から、
どんな風に言えば、子どもにとって分かりやすいか。を紹介してくれました。

あ~なるほどな。

しっくりくる説明の仕方。

研修中の休み時間に話をし、急きょ彼女に助っ人を頼んで説明してもらいました。

私は算数の基本的な知識やそれをどうやって教えるかといったことは伝えられる。
だけど、その次のステップ、どんな言葉を使って、どんなやり取りをしながら、子どもたちに教えていくかっていうところは、実際に毎日子どもたちに授業をしている先生たちがよくわかってるはず。
あ、でもわからないから、教えてほしい、と言っていた(笑)

先生たちを見ていて、上手に教えられるかどうかは教師経験に比例するものではないんだな、ということを感じます。
向上心をもって、子どもたちのために良い授業をしたいと思うか、良い授業をするために日々工夫しているか、意識がある先生はなんでも吸収して、どんどん伸びていく。

今回のフローリーみたいに、常に意識を持って子どもたちとかかわっているからこそ、
どこで子どもたちがつまづくのか、つまづいたとき何と説明すれば理解できるかを考えて実践できるんだと思う。

研修会を重ねるごとに知識も深まって、私の活動目標である「教員の算数理解力向上」の部分は少しずつ確保されてきたように思う。

次は「指導力」。先生たちはもっともっとレベルの高いことを求めてくる段階にきたのかもしれない。

もっともっとがんばらなきゃ!!と気が引き締まりました。

明日は今日の反省を生かして、色々説明の仕方をかえてみよう!

あ、言い忘れていましたが、今回からフローリーの学校の先生たちにも研修をすることになりました。
フローリーがいるのにパイロット校じゃないのはどうなのか、ということで、フローリーの強い願いもあり、
5校目のパイロット校になりました。

だから今日は2校、明日は3校とわけて実施することに。
明日はもっといい研修会ができるようにがんばろう!

そして、報告ですが、
フローリーは5月から学校で4年生の担任になることが決まりました。

教育省はJICA事務所に対してフローリーが再び借り上げ教員として私と一緒に働けるように手配すると言ってきましたが、口でOKというだけで実際には書面での措置がおりることはなく、もう4か月も措置がくだらないので、このまま待っているわけにはいかないとということになったんです。

こればかりはもうどうしようもない。教育省もできないことはわかっていても、JICAに対してNOと言ったら色々不都合が出てくると思ったから、とりあえずOKと言っておいて引き留めておきたかったんでしょう。
そのOKをずっと信じていたのに。

フローリーは学校にいるけれど、担任はもっていないという宙ぶらりんな状態で、いつ下るかわからない措置を待ち続けるわけにはいかないという、校長と県事務所の考えにより、もう本格的に学校で学年を持って働くことになりました。

こうなったらもう私と一緒にこれまでのように働くことはできなくなるでしょう。

今後も、フローリーのように借り上げ教員(学校に所属してはいるものの、他の場所で異なる仕事をする教員)は政府として認めないままであれば、私のように日々教員と行動をともにして研修会を実施していく、という活動の在り方はなくなるということになります。

フローリーとまだまだ一緒に活動したかったから延長したのにな。
それもできなくなりそうです。

でも、仕方ない。上で決まったことに、下が何を言っても届かない。
これが現実なのかな。
振り回されてばかり。短期間でいろんなことがコロコロ変わって、なにひとつ確実なものなんてない。

残念だけど、これまでとは違う方法で、活動していきます。
それもちゃんと考えなきゃ。。。

とりあえず、明日の準備とりかからねば!


2013/04/11

グアテマラレインボー

4がつ 11にち もくようび

セマナサンタ(Semana Santa)にグアテマラの観光地のひとつである、アンティグア(Antigua)へ行ってきました。

セマナサンタ(聖週間)とは、枝の主日(Domingo de Ramos)から復活の主日(Pascua)までの7日間を聖週間といい、イエス・キリストの受難、死、そして復活の栄光を祝い、記念するものです。

グアテマラ各地で行進(procesiòn)や木くずや花などで作られたきれいな絨毯(alfombra)をみることができました☆


何時間もかけて、町中を練り歩きます。これはイエス・キリストが十字架を背負っているところです。

そして、私がアンティグアに行った一番の目的!
それはAlfombra(アルフォンブラ:絨毯)!!

 
 
 
                 木くずに色をつけて、丁寧に模様を描いていきます。
                       本当に素晴らしい技術!!!
            この模様がとっても好きだったので、出来上がるまで待っていました。
                  朝からお昼過ぎまで何時間もかけて作る作品。。。
                           
                            感激☆☆
 

 
     グアテマラのお土産の品々も、絨毯を色とりどりに飾っています。

 
                       メロンが鳥に変身☆



こんなにがんばって作りましたが、なんとその上をイエス・キリストの像を担いだ行進が通って行きます。。。。
でも本来はその行進のために作る絨毯なのでしょうがないんですが、
通り過ぎた後の絨毯を見るのは切ない。。。


 
行進は一日中行われていました。
これは夜中の12時頃。。。ライトアップされてる!!
 
 
 
最後に素敵なアルフォンブラの数々をご紹介♪



グアテマラ、ほんとに鮮やかな国。。。
良いもの見させてもらいました!!

2013/04/05

新チーム☆カンテル研修会第1回

4がつ いつか きんようび

2013年第一回目のカンテル市算数研修会を実施しました。

今年に入って、新しく結成された選抜教員12名。

自ら志願したわけではなく、いやいやな人が大半であったけれども、なんとか始まりました。

3月に帰国した優ちゃんの研修会にこの12名の先生たちが参加し、その同じ内容の研修会をカンテル市全員の先生方に実施しようというものです。

先月、なにかにあたって、おしりに注射された日、この先生たちと午後に集まって教材作りを行う予定でした。でも行ける状態ではなかったので、一人一人に電話して、次の週の火曜日に変更してもらうように連絡。

電話では行く行く!と言っていたから、その日色々準備して待っていたのに、来たのはパイロット校の先生2名のみ。

ガーン。


みんな大丈夫かな~と思いながら、それぞれペアで集まって
準備してくれていることを祈りながら当日。。。

それぞれの教室を回って、様子を見てみると。。。




ちゃんと準備してきてるー!!!

それぞれきれ~いに教材を作っているし、テーマやそれぞれのテーマの達成指針など重要なポイントは画用紙に書いたりして、頑張って研修していました!!

終わった時には、「緊張したけど、なんとかできたわ!」「他の先生たちも協力的でスムーズに問題なくいったよ」と教えてくれました。

前の選抜教員の先生方は少し威圧的で、なにかと集まるとネガティブなことばかり言われ、
正直怖かった。
彼らのためにもっと色々支援したかったけど、うまくできなかったなぁという反省があったので、
今回の新しいチーム(選抜教員)にはできる限りのことはしたい。
選抜教員になってよかった!と思ってもらいたい。

今回、カンテル市の教育長も午前中ずっとこの研修会につきあってくれて、今までで一番良い研修会だった気がする。
選抜教員の先生たちの、研修が終わった後の晴れ晴れとした顔が素敵だった。

パイロット校はいつもの通り、私とフローリーが担当。
フローリーはまだ帰ってきてませんが、研修会は一緒にやりました。

今年に入ってから、研修会では毎回一人の先生に「アイディア発表」の時間を設けることにしました。

それぞれの先生で、工夫して授業をしているのを発見していて、私だけ知っているのはもったいないな~と思ったから、
あとは、先生たちに、先生たちの前で発表することに慣れてほしいという思いも込めて。

今後研修会だけでなく、先生たち同士で公開授業をしていけたらいいなと考え中。
お互いの授業を見て、いいところをどんどん盗んで行ってほしい。
でも、授業を見せることや、他人からアドバイスを言われることに慣れていない、抵抗がある現段階で、いきなり実施するのはよくないかなと思ったので、少しずつ慣れていこう作戦、実践中。

今回はオスカル先生。

去年は6年の担任で、今年初めて2年生の担任に。
小さな子どもたち相手にどう教えようか、と先生自ら「歌」を作り始めました。
歌いながら文字や計算を学べる、ナイスアイディア!!!

研修会でオスカル先生がそれらを教えると、先生たちも大喜び。
オスカル先生も満足げでした。

こうやって先生たちもお互いの良い所、見つけあっていくのが習慣になればいいなー。


最近本当に、こうやって活動していて進歩してるのかな、と考えることもあるけど、

フローリーとよく話すのは、「Poco a poco, pero seguro.」 すこーしずつだけど、確実。

そんな道のりを歩いて行っています。

研修会の後は、愉快なフローリーおばさん(フローリーとは別人)に癒され、家に帰りました。



良い笑顔!!!!大好き!!!

2013/03/20

報告:任期を延長することになりました

3がつ はつか すいようび

いきなりですが、報告があります。

昨日、正式に12月まで任期を延長することが決まりました。


任期は6月までの予定だったけど、事務所から延長の話を頂いて、

かなり悩んだ結果、半年延長することに決めました。

私一人が延長したいと言ってできるわけではないんですが、ありがたいことに配属先からも残って働いてほしいと言っていただき、事務所からも許可が下りました。

来年の1月に私の後任の方がカンテルに赴任することが決まり、私で始まったばかりのカンテルで、まだまだ伸びていく、成長していく可能性があるところで、
中途半端に帰るのはもったいないと思いました。

正直日本にもう帰りたいという気持ちもありました。元気に生活してはいるものの、一度怖い目に合っている分やっぱり心から安心して生活できるわけじゃないからです。

でも、こんな中途半端で終わることにも違和感はあって、考えている間にまだまだ何もできてないのに終わりたくないという思いがだんだんと強くなっていきました。

任期を延長したからと言って、すごいことができるとか言うわけじゃないけど、


一から始めた活動が少しずつ形になりつつあって、

先生たちも1年半過ぎてやっと心を開き始めてきてくれていて、

先生たちの教え方が変わり始めてきていて、

それをもう少し見ていたくなった、もう少しそばでなんにかできることをやりたいと思い始めたんです。

あとは、帰国してからのこと。

自分がやりたいことを見つけることも、この協力隊に参加した理由のひとつでした。

ここにきて、やりたいことが見つかったような気がします。


いままで漠然と「人の役に立つ仕事がしたい」と思っていました。

でも、自分自身がなにを楽しいと思えるのか、何がしたいのか、具体的にわからなかった。

グアテマラで生活する中で、

人に必要とされたい、という気持ちと、自分がこれをしたい、という気持ちが合わさった時、

本当に充実した仕事ができるのかもしれない、と思ったんです。

私は英語もできないし、スペイン語だってまだまだだけど、

帰ったら日本にいるラテンアメリカの子どもたちのサポートができたらいいなと思ってます。

教育には携わっていきたい。子どもたちと関わっていきたい。

でも先生としてではなくて、先生と子どもたちを支援できるような仕事ができたら嬉しい。

私は前で人を仕切ったりするリーダータイプじゃない。

他の協力隊員の人たちのように、自分でこれをやろう、あれをやろうとアイディアを出して、開拓していくタイプでもない。

誰かの力になれたとき、「ありがとう」と言ってもらえた時、

大きな幸せを感じられる。

縁の下の力持ちみたいに大きな力をもってるわけじゃないけど、

そっと誰かを支えられるような、支援が必要な人にちょっと期待以上のサポートができるような、

そういう人であれたらいいと思う。

なので、これから帰国まで、もっと活動がんばる+もっと語学がんばる!

ということでやっていきたいと思います。



帰国は遅くなってしまうけど、

12月まであと9か月、精一杯がんばります!

ANIMO!!!!!!
(がんばろう!!)

2013/03/18

感謝の気持ち

3がつ 18にち げつようび

15日金曜日、22年度4次隊6名と23年度1次隊同期の優ちゃんの帰国報告会がありました。


22年度4次隊は私たち23年度1次隊のひとつ前の隊次です。

もうあっという間に2年という時は流れて、私にとっては最後の先輩隊員が帰国する時期になりました。

今回、私の同期である優ちゃんも1年9か月の任期を終えて帰国します。

優ちゃんは現職参加制度を利用して協力隊に参加されたので、4月からまた職場に復帰するために、2年まるまるではなく1年9か月の赴任期間が定められていました。

一緒に訓練をうけ、グアテマラで同じ時を過ごしてきた優ちゃんとお別れするのはとてもさみしく、
この最終報告会では胸が熱くなりました。


この最終報告会のなかで、ある先輩隊員が最後に私たちに2年間の活動を支えてくれた言葉を紹介してくれました。
 
 それは、

「置かれた場所で咲きなさい」

という言葉。

グアテマラ生活の中でとても苦しく、つらい時期、一冊の本に出会い、それからこの言葉を大切にするようになったそうです。

協力隊に参加した時、一人でも多くの人を笑顔にしたい、という気持ちをもっていたのに、
そのときは自分に笑顔が無くなってしまった。

自分が笑顔じゃないのに、周りの人をどうやって元気づけて、笑顔にすることができるだろうか、と考えた。

この2年間、つらいこと、苦しいこと、たくさんあった。

だけどいつまでもそれに嘆くのではなくて、今自分の置かれた場所で、自分にできることを精いっぱいやる、苦しむのではなくて楽しむ、自分が笑顔でいることが大切なことなんだと思った。

だから、この言葉を後輩隊員にも伝えたい、と私たちに教えてくれました。

きっと多くの人が今の自分の状況や仕事に不満をもっていることでしょう。

でも、不満ばかりを口にしたり、誰かのせいにしたり、自分を追い詰めたり、

そういうネガティブなことばかりを考えるのではなくて、

今、自分がいる場所で自分の花をどうやって咲かせるのか、きれいな花を咲かせようと前向きに生きていこう、と背中を押してくれる、そんな言葉だなと思いました。




この2年間、それぞれいろんな思いをもって、このグアテマラで活動してきた先輩隊員さんたち。

最後にある隊員が、帰国する隊員さんたちにこんな質問をしました。

「この2年間の自分に点数をつけるなら何点ですか?」

皆の答えは、80点だったり、70点だったり。
やっぱりどこか思い残すところがあって、まだまだ自分はなにかやれたんじゃないかと思う。と大半の人は言いました。

でも、優ちゃんは「100点を付けたいと思う。こうやって今元気で、任期を無事に終えて帰国することができるだけで本当に満足してる。」と話してくれました。

優ちゃんは現職の先生で、同期で、同じケツアルテナンゴ県で働いて、これまで活動でもプライベートでもたくさんお世話になりました。

これまでたくさん相談に乗ってもらって、優ちゃんが行ってきた何十回もの研修会から多くのことを学んで、
つらい時ははげましてもらって、優ちゃんの優しさに私は何度も救われてきました。

自分はダメだって思って弱音を吐いたとき、いつだって私のいいところを見つけて、私自身をみとめてくれた優ちゃん。

日本人はとても謙虚で、自分のことが大好きだとか、自分のことを人に自慢したりなんてほとんどしませんよね。

そういう文化の中で育ってきているから、それはそれで仕方のないことだと思うけど、

でも、私は、頑張った自分に100点満点あげれることってとっても大切だなと思いました。

謙虚であること、自分に厳しくあることは、自分を成長させるために大切なことではあるけれど、

自分を認めてあげることもそれ以上に大切なことだと思うから。。。

今の自分を振り返って、もっとできるはずなのにやらなくて、
帰国するときに優ちゃんのように自分に100点つけられるかって考えたら、無理だって思った。

達成感に満ちた優ちゃんの姿を見て、私もそうでありたいと強く思いました。



報告会が終わった後は、算数プロジェクトのためにグアテマラで働いておられる専門家の方と、ボランティアの調整員の方を交えて、「算数チーム」として優ちゃんの送別会を開きました。

最後にグアテマラ料理が食べたいという優ちゃんのリクエストに応えて、

グアテマラ料理のレストランへ。

日本じゃトルティージャ食べれないと思うと、恋しくなるだろうな~。。。


そして優ちゃん帰国前日。

同期女子3人でお買い物&お食事会。


そして、今日18日。

空港で優ちゃんの旅立ちを見送ってきました。

もうグアテマラで優ちゃんに会えないなんて、また実感がわかない。

本当に頼りにしてきたから、一人でまたちゃんと頑張れるか不安だけど、

優ちゃんから教わったことをグアテマラの先生たちに伝えていきたいって思ったし、

優ちゃんの優しさからたくさんの元気をもらったから、私も同じように人に優しく接していきたいと思う。

人の気持ちを考えて寄り添える、そういう人であれたら嬉しい。

大切なことを教えてくれた優ちゃん。

本当に信頼できる人、人として尊敬できる人。

大好きな優ちゃん。

これからもずっとつながっていたいと思えた、素敵な出会い。

1年9か月本当にお疲れ様でした。

そして、本当にありがとうございました。


よし!明日から、元気に顔晴ろう!

2013/03/13

ママによる子どもたちのための教材作り講座

3がつ 13にち すいようび


もうかれこれ1ヵ月以上前のことになりますが、書きたくなったので今更書きます^^


年初め、学校に重い腰を上げて行き始めたころ、一つの小学校の1,2年の先生たちの教室を訪ねると、なんと子どもたちが自分用の教材を持っていたんです。


え!!私何も言ってないのに、どうしたの!!??
と聞くと、

学校が始まった頃、保護者を読んで話をし、各自家で教材を作って子どもにもたせるようにお願いをしたというんです。

(注:教材は教科書に一緒についていて、それを切ってテープで強化すれば完成。)

うっそー!

そんなことできるの!!

去年は、子どもたちの教材、皆に持たせたいな~って思ってたけど、

先生たちに話を聞くと、教科書はないし、保護者もみんなが皆協力的じゃないから、なかなか難しい。。。

というにが~い話しか聞いていませんでした。

だから、先生たちに負担をたくさんかけるのはどうかと思って、これまであまり言ってきませんでした。
とりあえずは先生たちが自分の教材を作るようになることが大切かなと。

で・も・

な~~~~んて素晴らしい先生たち!!!!

自ら保護者に頼んで、作ってもらうなんて!!!

しかも、保護者も協力してくれてるし!!!!!


なんだ。できるんじゃん。


にやり。


このナイスなアイディアを他の学校でも試してもらおう~~!!!

ということで、学校回って先生たちと相談。

そしたら「うん、やってみよう!」ということになり。。。

ママたちの教材作り講座が決行されましたー!


 
 
 
 
ママたち、頑張りました!
 
 
1年生ではたくさんの教材が必要となるので、約半日かけて作りました。
 
 
今までこういうことやったことなかっただろうに、結構楽しそうにママたち作ってくれていて、
 
なんだかほっこり。
 
 
もちろん全員参加してくれたわけじゃないけど、ほぼ大半の保護者が協力してくれました。
 
 
中にはお母さんしかいなくて、一日働いてなかなか時間が取れなかったり、子どもが7人も8人もいて、一人一人に手をかけていられなかったり。。。
 
それぞれの家庭でやはりたくさんの問題があります。子どもたちはなにも悪くないけど、
こういう時に保護者が協力してくれない、自分だけ教材がないってなると子どもはつらいですね。
 
最近は家庭の事情で教材が持てない子どもたちのために、先生と相談をして一緒にその子のために教材を作ったり、保護者に働きかけてもらったりしています。
 
 
他に保護者があまり教育に無関心な理由は、(先生に聞いたところ)
 
自分たちが子どもの頃に十分な教育を受けていなくて、小学校までしか出ていない。
それでも農業などの仕事について働いてきて、生活できているからそれで満足している。
 
自分たちが良い教育を受けてきていないから、教育に関してあまり希望を抱いていないようです。
 
それでも中には、自分が小学校までしか出れなかったから、せめて子どもたちには大学まで出てほしいと、教育に一生懸命な親もいます。
 
日本でもいろんな親がいるから、同じかなぁ~。
 
先生って大変。子どもたちだけじゃなくて、親ともかかわっていかないといけないんだから。
 
おつかれさまです。。。
 
 
そんなこんなで、4つのパイロット校の1年生の子どもたちの教材は大体、そろってきました。
 
私が言わなくても、進んでやってくれてるのを見るとすっごく嬉しい。
 
些細な喜びを感じながら、今日も元気に生活してます。
 
あ、報告ですが、元気になりました。
 
4日間ろくに食事できなかったから、今その反動で食欲がわいてわいてしょうがない。。
 
グアテマラの母より、
「今季節の変わり目で病気になりやすいから、外の屋台とかでなんでもかんでも食べちゃダメよ。」
と忠告を受けました。
 
はい。気を付けます。ごめんなさい。
 
 
学校に行くと子どもたちが「ともこー」と言って抱き付いてきます。
 
かわいいかわいい子どもたち。
 
いつも元気をありがとう☆