2013/03/18

感謝の気持ち

3がつ 18にち げつようび

15日金曜日、22年度4次隊6名と23年度1次隊同期の優ちゃんの帰国報告会がありました。


22年度4次隊は私たち23年度1次隊のひとつ前の隊次です。

もうあっという間に2年という時は流れて、私にとっては最後の先輩隊員が帰国する時期になりました。

今回、私の同期である優ちゃんも1年9か月の任期を終えて帰国します。

優ちゃんは現職参加制度を利用して協力隊に参加されたので、4月からまた職場に復帰するために、2年まるまるではなく1年9か月の赴任期間が定められていました。

一緒に訓練をうけ、グアテマラで同じ時を過ごしてきた優ちゃんとお別れするのはとてもさみしく、
この最終報告会では胸が熱くなりました。


この最終報告会のなかで、ある先輩隊員が最後に私たちに2年間の活動を支えてくれた言葉を紹介してくれました。
 
 それは、

「置かれた場所で咲きなさい」

という言葉。

グアテマラ生活の中でとても苦しく、つらい時期、一冊の本に出会い、それからこの言葉を大切にするようになったそうです。

協力隊に参加した時、一人でも多くの人を笑顔にしたい、という気持ちをもっていたのに、
そのときは自分に笑顔が無くなってしまった。

自分が笑顔じゃないのに、周りの人をどうやって元気づけて、笑顔にすることができるだろうか、と考えた。

この2年間、つらいこと、苦しいこと、たくさんあった。

だけどいつまでもそれに嘆くのではなくて、今自分の置かれた場所で、自分にできることを精いっぱいやる、苦しむのではなくて楽しむ、自分が笑顔でいることが大切なことなんだと思った。

だから、この言葉を後輩隊員にも伝えたい、と私たちに教えてくれました。

きっと多くの人が今の自分の状況や仕事に不満をもっていることでしょう。

でも、不満ばかりを口にしたり、誰かのせいにしたり、自分を追い詰めたり、

そういうネガティブなことばかりを考えるのではなくて、

今、自分がいる場所で自分の花をどうやって咲かせるのか、きれいな花を咲かせようと前向きに生きていこう、と背中を押してくれる、そんな言葉だなと思いました。




この2年間、それぞれいろんな思いをもって、このグアテマラで活動してきた先輩隊員さんたち。

最後にある隊員が、帰国する隊員さんたちにこんな質問をしました。

「この2年間の自分に点数をつけるなら何点ですか?」

皆の答えは、80点だったり、70点だったり。
やっぱりどこか思い残すところがあって、まだまだ自分はなにかやれたんじゃないかと思う。と大半の人は言いました。

でも、優ちゃんは「100点を付けたいと思う。こうやって今元気で、任期を無事に終えて帰国することができるだけで本当に満足してる。」と話してくれました。

優ちゃんは現職の先生で、同期で、同じケツアルテナンゴ県で働いて、これまで活動でもプライベートでもたくさんお世話になりました。

これまでたくさん相談に乗ってもらって、優ちゃんが行ってきた何十回もの研修会から多くのことを学んで、
つらい時ははげましてもらって、優ちゃんの優しさに私は何度も救われてきました。

自分はダメだって思って弱音を吐いたとき、いつだって私のいいところを見つけて、私自身をみとめてくれた優ちゃん。

日本人はとても謙虚で、自分のことが大好きだとか、自分のことを人に自慢したりなんてほとんどしませんよね。

そういう文化の中で育ってきているから、それはそれで仕方のないことだと思うけど、

でも、私は、頑張った自分に100点満点あげれることってとっても大切だなと思いました。

謙虚であること、自分に厳しくあることは、自分を成長させるために大切なことではあるけれど、

自分を認めてあげることもそれ以上に大切なことだと思うから。。。

今の自分を振り返って、もっとできるはずなのにやらなくて、
帰国するときに優ちゃんのように自分に100点つけられるかって考えたら、無理だって思った。

達成感に満ちた優ちゃんの姿を見て、私もそうでありたいと強く思いました。



報告会が終わった後は、算数プロジェクトのためにグアテマラで働いておられる専門家の方と、ボランティアの調整員の方を交えて、「算数チーム」として優ちゃんの送別会を開きました。

最後にグアテマラ料理が食べたいという優ちゃんのリクエストに応えて、

グアテマラ料理のレストランへ。

日本じゃトルティージャ食べれないと思うと、恋しくなるだろうな~。。。


そして優ちゃん帰国前日。

同期女子3人でお買い物&お食事会。


そして、今日18日。

空港で優ちゃんの旅立ちを見送ってきました。

もうグアテマラで優ちゃんに会えないなんて、また実感がわかない。

本当に頼りにしてきたから、一人でまたちゃんと頑張れるか不安だけど、

優ちゃんから教わったことをグアテマラの先生たちに伝えていきたいって思ったし、

優ちゃんの優しさからたくさんの元気をもらったから、私も同じように人に優しく接していきたいと思う。

人の気持ちを考えて寄り添える、そういう人であれたら嬉しい。

大切なことを教えてくれた優ちゃん。

本当に信頼できる人、人として尊敬できる人。

大好きな優ちゃん。

これからもずっとつながっていたいと思えた、素敵な出会い。

1年9か月本当にお疲れ様でした。

そして、本当にありがとうございました。


よし!明日から、元気に顔晴ろう!

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