7がつ いつか 金曜日
昨日と今日の二日間、久しぶりの研修会をやってまいりました。
今回は、1年生の繰り上がりのある足し算と、繰り下がりのあるひき算。
そして、日本の学校で使われているワークシートの紹介もしました。
ワークシートは、子どもが楽しみながら計算の練習ができるもの。
例えば、正しい答えをぬっていくと、動物の形が現れたり、
迷路の中を正しく計算していけば、ゴールにたどり着ける、といった簡単なモノを選びました。
やっぱり先生たち、目新しいものがお好きなようで、食いついていました(笑)
よかったよかった。
先生たちの食いつき方を見ていて、やはり、「楽しみながら計算できるということ」はとっても大切だなぁと感じました。
数字ばかりでよくわからない、難しい、楽しくない、、、、
そういうことで、算数を嫌いになる子どもはたくさんいるし、先生だってそう。
今回は、こういうものもあるんだよ、と紹介することで、先生たちの授業アイディアが膨らんでいけばいいなと思いました。
そして、今回は研修会に教育実習生も参加してくれました。
いつの間にやら年を取っている私は、実習生の子たちがかわいくて、たくさん参加してもらいました。
これは、私が出した問題を説明しながら解いていっている様子。
色んなことを学びたいと思って、少し緊張しながら、一生懸命私の話を聞いてくれる彼ら。
キラキラした目がまぶしい (>_<) そして若い!(笑)
どうか、素敵な先生になって、次の世代の子どもたちをしっかり育てていってほしい。
がんばれ!実習生!
・・・・今回の研修会のおまけ
かわいい先生たちのダンス姿。
お金や手間がかかることは、人ってあまりやりたがらない。
でも、その良さに気が付くことができれば、たとえ全く同じ方法ではなくても、何かの肥やしにはなるはず。
もう、この先生たちと一緒に研修会ができるのも、残すところあと一回。
少しは彼らの心に残るものを、なにか肥やしになるものを共有できていれば嬉しい。
今回は、前よりも先生たちの笑顔を見ることができるようになったことが、この2日間の収穫だったかな。
話は変わりますが、今回は今まで紹介できなかった、グアテマラの習慣、お伝えします。
グアテマラでは、国民の過半数がキリスト教徒で、
カトリックやプロテスタントなど宗派は分かれてはいるものの、彼らの生活の中でとても重要視されています。
学校では、日本で言う朝礼の時間に、お祈りの時間があります。
学校で出されるおやつを食べる前にも、ちゃんとお祈りをしてから食べます。
なにかイベントごとがあるときも必ず、始まる前に全員起立してお祈り。
研修会でも、毎回欠かさず行います。
(前回、私が初めの挨拶をした時、緊張してお祈りをすることを忘れてしまい、あとでカウンターパートから注意が入りました。)
代表の人が前に出て、お祈りの言葉を言います。
他の人も、目をつぶってそれぞれお祈りをします。
お祈りだけでなく、彼らの発する言葉にもたくさんその宗教心は表れます。
たとえば、
「Gracias a Dios」 グラシアス ア ディオス
神様のおかげで、という意味ですが、グアテマラの人々はとてもよく使います。
挨拶をするとき、「最近どうですか?元気ですか?」と尋ねると、大体決まって、
「Gracias a Dios. Estoy bien」 「神様のおかげで元気です。」 と言います。
なにか良いことがあると、みんな「神様のおかげで」~することができた。いつも元気でいられる。
と言って、神様に感謝します。
宗教が良い悪いとかそんなことは関係なくて、
彼らのそういう姿から、いつも感謝する心を忘れないようにしよう、と思わされるのであります。
7月に入り、トウモロコシの青々とした葉もだいぶ成長しました。
青い空とトウモロコシの緑の葉、グアテマラの変わらないこの風景がすごく好きです。
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