2013/05/26

しかるということ

5がつ 26にち にちようび

昨日はスペイン語の試験(DELE)を受けてまいりました。

帰ってからスペイン語使って仕事するには必要不可欠!

前回11月に受けたときはあと数点のところで落ちてしまったので、今回リベンジ。


今回同じレベルの試験を受験した人は私を含めて6人。

一つの部屋で、試験監督4人に見張られながら試験開始。


試験が始まって10分。

なにやら私の斜め横にすわっている試験監督の男の子の様子がおかしい。

試験中なのに、なぜかipadを持ち込み、なにやら読んでいる様子。

んー?

と思っていると


「ぶふっ。ぶふふっ」


笑いをこらえられず、吹きだーしーたー(゜_゜>)!!


なにをしているんだ!と思い、ぎらっとにらんで

「お願いします。集中できないから。」

と伝えたら、「すいません。」と素直に謝罪。


それでやめるのかと思いきや!!!!!


まだ読み続けている。(゜o゜)


他の試験官も彼に対して何も言わない。


一度切れた集中力はそう簡単には元に戻らない。

どうにかしてほしくて、前にいた女性の試験官をじっと見ていると、

彼女はその男の子を教室の前に座らせるように誘導。


前に座ったらやめるのかと思いきや!!!!


前に座った彼、それでもまだipadを持ち続け、何やらしている様子。


もうイライラはMAX。

試験中にも関わらず、彼に(いや、彼ら。他の試験官も注意しないなら一緒!)何と言おうかスペイン語で考え始めてしまった私!!!

あぁ、なんて時間の無駄。

何度も試験に集中するため、持ち直しながら頑張った午前の試験。


一度昼食休憩をはさんで、口頭試験。
午前の試験が終わって、受験生が皆教室の外に出たあと、一瞬何も言わずに帰ろうかと思ったけど、どうしても我慢できず、彼に近づき話し始めました。


「ちょっとすみません。試験の間中なにをしてたの?」

  「読んでた。」

「それは試験中にしなきゃいけなかったの?」

  「。。。」 罰悪そうな顔をする男の子。

「私たちはこの試験に1,000ケツァール以上(約1万円)も払っているんだよ。
 この試験をただの普通の試験だと思ってほしくない。
わたしたちにとってこの試験はとっても大切なんです。」

男の子と話していると、他の試験官の女性たちも寄ってきました。
だから、
「あなたたちもなんで彼に何も言わなかったの?」というと

その女性、
「だから彼を前に移動させたでしょ。」

違う・・・。そういう問題じゃない。。。

「その時は出て行きなさいと言わなきゃいけなかったんじゃないの?」

「。。。」


「もう、こういうことはしてほしくないです。もし今度同じことしたら他の人に言います。
お願いします。」

と言ってその場を立ち去りました。


他人にこういう風に言ったことがほとんどなかったため、
緊張のあまり、手は震えてほぼ半泣きで話していた自分。

もっと色々ちゃんとしたこと言いたかったけど、それ以上言えなかった。

言い終わった後も手震えてた(笑)

しかも、誰に言えばいいのかわからず、他の人に言うって言って出て行った自分。
お恥ずかしい。

その男の子、多分私と同じくらいの年だったと思う。

同じくらいの年の人にこうやって注意すること今までなかったから、めっちゃくちゃ緊張した。。。

でも、今回は我慢できなかった。

前回の試験でも、前にいた女性の試験官二人が試験の間中ずっとコソコソ話をしていて、
試験に集中できなかった。

今回も彼のせいで集中切らされ。。。

ほんとにグアテマラー!!!!と怒り心頭!

今回も落ちて、また次回も試験を受けるってなった時にまたこんなことされたんじゃ、
たまったもんじゃないと思い、言ってしまった。

あの男の子も、ipadに夢中なのか、
試験前にあいさつした時も私の顔を見ず、ipadを見ながら「よろしく」と言ってきた。

その時からなんか嫌な感じだなーと思っていたけど、、、あんなことになるとは。

注意されたことないのかな・・・?
ビシッと言わないとわからないのか。。。

私が言ったこともちゃんと聞いてて反省しててくれたのか。。。

最初の時点で、その男の子がホームステイ先の息子の友達だということはわかっていたけど、

そんなの関係なしっ!!!

なんだかがっくし!!の一日でした。

日本ではこんなこと絶対ありえない。

確かに日本で試験を受けたら、試験官の威圧感や会場の雰囲気に飲まれてびくびくしてしまうことはあるでしょう。

その点グアテマラではアットホームな感じで、試験官だっておばさんと世間話しているような感覚で、緊張はそれほどまでない。

だからグアテマラで試験受けた方がいいわよ!と専門家の方から勧められていた。

だけれども!

そこまで緩くしろとはだれも言ってませんよ?


他人に注意するのって、すっごく疲れる。

試験に使わなきゃいけない力の3割くらいそれに使ったような気がする。。。

ただ怒りをぶつけるんじゃなくて、少しは考えもらえるように言ったつもりだったけど。。。

彼にはしっかり反省してほしかったから。

その気持ちが少しでも、スプーン一杯でも通じてますように。



あ、これを読んで気分を悪くされた方のために、

お口直しと言ってはなんですが、

ゆる~い猫で気を緩めてもらえればと思います。

いい味でてるね、にゃんこ!







2 件のコメント:

  1. 嫌な役をがんばったな。

    国が違えば考えが違う。
    でもモコが日本人であることは変わらないから言うことは言わないとな。

    旅行者じゃないんだ。
    みんなはその国に望まれて、
    そして少しでもその国を良くしようとして行ってるんだから、
    彼らの行動のおかしいところはおかしいって教えてあげる必要がある。

    でも人に対して文句を言うのってほんと疲れるよなー。

    震えて、半泣きになるってことは実はとっても大事だし当然。
    逆に普通に平然と人に文句ばかり言う人間になっちゃいけない。

    モコの気持ちは彼にもきっと届いてるぜ~!
    ガンバレよ。

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  2. RYOさん

    メッセージありがとうございます。

    私自身、あの時言った言葉、本当に言ってよかったのかな、私が敏感にとらえ過ぎてたのかな、と考えたりしていました。

    でもやっぱり彼には考えてほしかったから、あの時伝えることができて良かったと思ってます。

    ほんとに、RYOさんが言うとおり、ただ自分が気に入らないからとか言う理由で、平然と文句を言うような人間にはなっちゃだめだなと思います。
    そんな風になったら、自分の言葉、誰の心にも届かなくなってしまいますよね。

    人に嫌われるのを覚悟で、大切なことを伝えることができる人を私は本当に尊敬します。
    私はまだ臆病で人に嫌われるのが怖いから、今まで言いたいことも言えなかったけど、そういう自分から卒業できるようにこれから努力していきたいと思います。

    あと半年まだまだ頑張ります☆

    RYOさんも元気で過ごしてくださいね!!
    ありがとうございました!!

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