文化紹介が終わってから一週間後、今年2回目の算数研修会を実施しました。
カンテル市の小学校教員約260名を集め、代表教員12名が学年別に研修を行いました。
私とフローリーはパイロット校4校のみ。
今回のテーマは4,5,6年の「分数」。
最初は3日間(午前中のみ)計画していたんだけど、やっぱりグアテマラの急な事情により2日間のみに。でもパイロット校だけはちゃんとやりたい!ということで私たちは3日間やることになりました。
今回は来年教員になる予定の実習生が特別参加。
なんだか新しい空気が入って新鮮な雰囲気で研修スタート。
先生が実習生に教えてる姿が微笑ましい♪
今回とっても嬉しかったのは、フローリーの成長が見れたこと。
こんな言い方したら失礼なのかもしれないけど、前より説明する言葉やその態度に自信がでてきて、すごくたくましく見えたから。
彼女の説明を聞いていて、ほんとにしっかり勉強して、練習してきたんだなってことがよくわかった。
最初の頃は理解はできるけど曖昧で、自信がなくて、先生の前でちゃんとした説明はできなかったのに、今は先生がどれだけ理解してるか試すくらい余裕が出てきた彼女。
真面目で、頑張り屋さんなんです。
忘れっぽいのだけ、私が我慢+工夫すればバッチリなパートナー。
フローリーが撮ってくれた写真。残念ながら全部ぶれていた・・・。
押す時にカメラ動かしちゃうんだよね(笑)
午前中、半分のテーマをフローリー、残りの半分を私が担当して、1日目、2日目を無事に終えました。1日目は4年生の内容、2日目は5年生の内容。
最後の日はついに6年生の内容。。。
朝フローリーから電話がかかってきて、なにかな?と思ったら
「お腹痛い。。今日はいけないかも。。」
・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!
「えーーー!!!」(困るよ困るよ~~)
ってあわてたら、フローリー、
「ふふ、うそだよっ」
・・・・。
たまにこういうことするんです。彼女。おちゃめなんだけどね。今回あわてたよー!!!
用件は、指導書いっぱい読んで理解はできたけど、説明は自信がない。だから担当することになってたテーマを代わりにやってくれないか、とのこと。
研修までに私がちゃんと確認してなかったのが悪いから、うん、私がやるよ。だけど助けてね。と伝えました。
ところがどっこい。
6年生は「分数のかけ算・わり算」がでてくるんです。
で、先生たち一応数字だけの計算はできるんです。
今回、その計算が実はどういう意味をもっているのかを教材を使って説明するということを試みたんですが、
「ぽか~~~~~~~~~~~~~~ん」
教室の空気が、し~~~~ん。ってなりました。こういう空気を感じたのは初めてだったけど、
皆が全然理解できていないことがよくわかりました。
本当は6つテーマを用意していてその日全部やる予定だったけど、3つ目でつまづき、
その後は約3時間「分数のかけ算」にすべての時間を費やしました。
教材を使って、なんでそういう計算になるのかを説明するんですが、
なんたってそんなの初めてだし、分数の概念もあんまり理解できてるとは言えないし、計算もそんなに得意じゃない。分数のたし算、ひき算も難しいくらいだもんね。。。
私のスペイン語での説明もダメだったと思うし、もっと簡潔にわかりやすく伝えることができたらよかったのにな。。。と力不足を改めて実感。
私自身も理解はできてるけど、どう説明するかってところがまだ不十分で、準備も甘かった。
また別の日に、復習+残ったテーマを実施することになりました。
今日はもう残ったテーマやんないよ。って言ったら、先生たち「ブラボ~!!!」って。
は!?全然ブラボーじゃないからね!!って言ったら笑ってました。
あきれたけど、こんな感じで生きていけたらストレスもためないで楽しく過ごせるのかなとも思った。
あと、今回わからないところがあればお互いに教え合う姿をたくさん見ることができてかなり嬉しかった。
こういう場があるからこそ、普段できないコミュニケーションもとれるだろうし、お互いの知識の共有もできる。
研修でここつまずいてたな、この先生っていうのがわかれば、普段学校で先生たち同士サポートもできるし、計算が得意な先生には相談できるようになる。
色んな意味で一つ一つの研修が彼らのためになればいいな~と思った最終日でした。
3日目終わった後、フローリーと二人、私たち頑張ったよね!!とお互いの労をねぎらい合いました。
ちょっとずつだけど、前進できてる気がした。
5月はセミナーに文化紹介に研修会に、やることが重なっていっぱいいっぱいだった。
もうちょっと気持ちに余裕持ってなんでもできるようになんないとな~と反省。。
ま。ぽこ あ ぽこ でゆっくりペースでやっていこうっと。
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