今年に入って第2回目の研修会(パイロット校の先生たち対象)を開きました。
内容は「倍数と約数」5年生の内容です。
5月の最後の週に、4,5,6年生の「分数」の研修をするのですが、分数の計算には「倍数と約数」が必要不可欠なので、分数の研修をする前に先生たちに内容を理解してもらいたかったんです。
最初はフローリーと一緒にテーマをわけてやろうと思っていましたが、「あんまりよくわからない」とのことで、今回は私が全部やって、私の研修を受けながらフローリーにも理解してもらうことにしました。
とにかく指導書に忠実に、丁寧に授業することを心がけました。
なかなか自分のアイディアを取り入れることはまだできていないけど、時折言いたいことをちゃっかり言いつつ、進めていきました。
どうやら今まで教わってきたこととだいぶ違うらしく、最初の方は手こずっていた先生たち。
でも、何回か練習問題を一緒に解きながら進めると、だいぶ理解できてきた様子。
「今までの方法とこの指導書のやり方、どっちがいい?」と聞くと、指導書の方がわかりやすくていいとのことだったので、指導書のやり方が先生たちに定着するように、
大事なことは何度も繰り返して話して、先生たちにも言ってもらうようにしました。
それを何度か繰り返すと、頭にしっかり入ってきたようで、私が説明しなくてもそのやり方でできるようになってきました。
先生たちも協力的で、雰囲気よく進んでいきました。
始める前に決めてたんです。とにかく楽しく、笑顔でやろうと。
子どもの頃、先生が楽しそうに授業していたら、なんだかわかんないけど自分も楽しくなるような気がしたから。
大人だって一緒だと思う。まじめにじめ~っとやるよりも、楽しく和気藹々と勉強するほうがいい。
せっかくなら楽しみながら学んでほしいと思うから。。。
当初は3時間程度で終わらせる予定だったけど、問題を解く時間、説明する時間をたくさんとっていたら、
結局8時から昼1時まで5時間(途中休憩40分含む)「倍数と約数」がんばりました。
(思っていた以上に先生たちにとって難しかったよう。。)
(ほんとはそのあと前にやったテストを返して、その内容のおさらいをしたかったんです。
今回できなかったので、また次回。。。ごめんね、先生たち。。。)
でも時間をかけただけあって、先生たちいい顔して帰っていきました。
「わかった!」という声も聞けたし、いろんなテーマをたくさんこなすことよりも、ひとつじっくりやって、それが正確にバッチリ理解できることの方が重要だと再確認できました。
そして、今回ついでに楽しく学べる教材も紹介。
これは「倍数と約数」を楽しく遊びながら覚えよう!という教材です。
他の国の協力隊員が紹介した教材で、私も研修会で教わったのでせっかくだからカンテルの先生たちにも紹介しようと思い作成。
2つサイコロをふって、出た数字の場所にそれぞれサイコロを置き、二つが交わるところの数字がその2つの数の倍数、あるいは約数になっている、というもの。
先生方、目新しいものやきれいなものが好きなので、これを見せると「欲しい!」「コピーしてくれ!」ということになり。。
「みんな欲しいの?」と聞くと、「Si(はい)」とみんながうなずくので、今度持っていこうと思います。
ほんとに作ってくれるかは不明だけど。。。
でも興味をもってくれることは嬉しいので、これから少しずつでも色々紹介していけたらいいな。
とにかく今日、終わってよかった!
フローリーからもよかったよ、と言ってもらい、私が研修している間も色々手伝ってくれて、
パートナーだ☆となんだか嬉しかった。
5月は色々行事がたくさんあって、一度にいろんなことをこなせない私はもうすでにいっぱいいっぱいですが、できることからひとつずつ、仕事があることに感謝して頑張りたいと思います。
ふぁいとー
0 件のコメント:
コメントを投稿