2013/10/17

『グアテマティカ』ビデオ撮影大作戦

10がつ 17にち もくようび


ご無沙汰していました。

この一か月、色んなことがありました。

全く余裕がなくブログも更新できませんでしたが、ようやくひと段落ついたのでこの1ヵ月の出来事をお伝えしたいと思います。


9月25日(水)

グアテマラJICA事務所より、グアテマティカを紹介するためのビデオ撮影をしないか、と私たち小学校教諭にお話がありました。

私たちボランティアが実際にグアテマティカの指導法で子どもたちに授業している様子をビデオに撮って、それをグアテマラの小学校の先生たちに見てもらい、グアテマティカの授業が実際にどのようなものなのか伝え、その良さを知ってもらおう、という試みです。

現在グアテマラの小学校教諭隊員は私を含め4名。
サンマルコス県2名、ケツアルテナンゴ県2名で働いでいます。

1~6年生の内容を伝えるため各学年1クラスずつ選び、それぞれ割り当てて一人1~3クラス授業を実施することになりました。

撮影はサンマルコス組、ケツアルテナンゴ組に分かれて、それぞれ配属先の学校で実施することに。

25日はカンテルのフローリーが働く学校でビデオ撮影をすることになりました。


本格的に会社に依頼して、当日はカメラ3台で授業に臨みました。


普通の授業だって緊張するのに、カメラ3台にもう心臓はバクバク。

手汗かきまくりました。


私は3年生の「角度」と4年生の「三角形の内角の和」の2つの授業を実施しました。

これは4年生の授業。

子どもたちはカメラに興奮しながらも、一生懸命授業に参加してくれました。

ありがとう!


ケツアルテナンゴ組は私と、25年度1次隊でグアテマラに来て3か月の川原先生。

まだ3か月なのにスペイン語はもうバッチリで、授業もパーフェクト!さすがです。

彼は5年生の「平行四辺形の求め方」の授業を実施しました。


彼女はグアテマラJICA事務所で働くモニカさん。

私たちのビデオ撮影の助っ人に来てくれました。
彼女の笑顔で私たちの緊張も和らぎ、当日はとってもいい雰囲気で撮影することができました。


授業は45分間行いましたが、実際は15分程度に編集されてすべての授業をまとめて一つのビデオを作成する予定です。

このような機会をくださった事務所の方々にはとても感謝するとともに、
このビデオを見てグアテマラの先生方がグアテマティカを実際にやりたい!と思ってくれたら嬉しいな、と思います。


私自身、活動が終わりに差し掛かったこの時に、こんな活動ができたことはとてもありがたいことでした。

なんでもかんでも、よし!やってやろう!と思うのではなく、いつもできないかも、とマイナス思考から入ってしまう自分。

そのせいでこれまでたくさんのチャンスを逃してきたと今思います。

グアテマラに来た当初はスペイン語も全くできず、一生懸命話しても理解してもらえなくて、その状態で授業や研修会をやってやろうなんて思えなかった。

半年ずっと受け身のまま過ごしてしまったせいで、次の年フローリーからは愛想をつかされ私のカウンターパートを辞めて学校に戻りたいとまで言われてしまった。

今よりもっとダメダメで、なにもできなくて、役に立たなかった自分。

昔の自分を振り返ると、情けなくて、後悔もたくさんある。

でも、ここで生活して前より成長した自分に出会うことができたのは、本当に幸せなことだと思う。

これから自分がどうなっていくかまだわからないけど、このグアテマラでの生活を糧にもっともっと成長していけたらいいな。



かわいくて、愛おしい子どもたちと一緒に授業できて本当によかった!

みんなありがとう。


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