去年からずっとやりたかった学力テスト、今月になってようやく実施することができました。
テストはGUATEMATICAの教科書にそった特別なもので、児童用と教師用があります。
教師用は学力テストというより、GUATEMATICAの教育方法をどれだけ理解しているかを問う内容で構成されています。
4つのパイロット校の2~4年生の子どもたちと先生方に実施しました。
2年生には1年生の内容のテストを、3年生には2年生の内容、4年生には3年生の内容を実施。
去年習ったことがどれだけ身についているか確認することにしました。
先生方、頑張って解いてます。
やってみて驚いたことは、多すぎて書ききれません。
まず、テストを行うのに机を離そうと思ってもそれができない。一人一つ机がある学校はいいんです。
でも、無い学校は?
大体長机に2,3人で座っていて、ひどいと教室が狭すぎて机同士の間隔を広げることもできない教室もある。
その状態でテスト。。。かぁ。。
しかも鉛筆と消しゴムと鉛筆削りだけ出してね。と言って、
鉛筆忘れたー消しゴム忘れたー
鉛筆よりボールペンを使ってる子も多く、テストを行う準備をするのでだいぶ時間がかかる。
色々他にもありますが、書ききれないのではぶきます。
テストを採点していて、自分の考えが甘かったということを思い知らされました。
予想以上に子どもたちが理解していないことがわかったんです。
基礎が身についてない。
テストの結果から、どのテーマを復習したらいいか、どのテーマが弱いかなど確認して、今後の研修につなげようと思っていたんですが、多すぎてどうしよう。。。という状態になってしまいました。
とにかく基本的なことは先生にちゃんと教えてもらうように伝えなければ。。。
ほんとにちょっとずつだな、って改めて実感。あせらずやっていかなきゃなぁー。。
先生たちへのテストでは、もうため息。。
テストを始める前の注意事項で、言わなくてもいいかなーと思いながら「テストは一人で解いてください」と伝えたんです。
すると、一人の先生がそんなの言われなくてもわかってるわよ、みたいな感じで笑ったので、
あぁ、やっぱ失礼なこと言ったかな、申し訳なかったなと反省していたんです。
その後一人で試験監督をしていて、隣の教室で子どもたちが少し騒ぎ始めたので注意しに出たんです。
ちょっとだけなら大丈夫か、先生だし。と思って。
そしたら外にいたフローリーが私のところへ「先生たちが話してる!」と伝えに来たんです。
急いで戻ると、ざわざわしていたのがスッと静かに。
フローリーに後で聞くと、私が出た後すぐ「③の問題の答え何??」とみんなで話を始めてテストを見せ合ったりしていたらしい。あきれるとともに、テストは一人でやってっていったじゃん!反省して損した!と思いました。
フローリーにそのことを話すと、大学での試験について話してくれました。
大学での試験は、カンニングできないようにある工夫がされているんだそう。
机はもちろん離しますが、テスト問題の順番が変えてあるんです。
縦の列に座っている人たちは同じですが、横の列では問題の順番が変えてある。後ろ振り返ってまでカンニングはできないから。。
例えば、自分の問題①は隣に座っている人の問題⑧と一緒、というように、問題①の答えが知りたくて隣の人の問題①の答えをみても問題が違うから間違いになってしまう、ということ。
めんどくさいことするなぁと思ったのと同時に、そこまでしないとダメなの?と思ってしまいました。
ほぼ習慣?みたいなものだって。カンニングしちゃうの。
大学でも試験監督は「一人で解いてください」というらしいです。
なんだかおもしろいなーと思いました。日本でもね、まぁカンニングしますもんね。
さすがにここまでではないけれど。
いろんな場面で、私が思っていた常識は通用しないことがあります。
大人だからとかあんまり関係ありません。
いいことも、悪いことも。
今回はマイナスなことを書いてしまったけど、グアテマラの人がみんなこうだというわけじゃありません。もちろん、ひとによる。(今回は割合として多いかもしれないけどw)
グアテマラに住んで、こっちのペースに慣れていってる自分に不安を感じることもある。
だからこの日記を通して自分の気持ちを振り返って考える時間を作ってます。
何が正しいとか、間違いとかじゃないけれど、自分がどう感じてるか、どうしたいか、書くことを通して気付けるように。
日本人として、日本人が持ってるいいものはちゃんと大事にして、こっちの人が持ってるいいものを吸収していけたらいいな。
とりあえず、、テストの採点、集計して今後どうしていくかまた作戦練ることにしよう!
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