第2位に輝いたのは・・・・
『2年半、ずっと行きたくて行けなかった観光地へついに行っちゃった!!の旅~』
観光地第一弾!!その名も、『トドスサントスクチュマタン』
この町はグアテマラの一番北に位置するウエウエテナンゴ県にあり、
その町の人々は女性も男性も子どもから老人までみんな民族衣装を着ている、グアテマラでも数少ない伝統が色濃く残る地域です。
シェラから4,5時間かかる場所で、以前はJICA事務所の安全対策措置により立ち入り禁止区域に指定されていたため、行きたいと思いながらずっといけなかったのです。
今回7月に安全対策措置が変更になり、トドスサントスへ行けることに!!
一人で行くのはさみしいので、ツアーを頼んでグアテマラの協力隊員に声をかけ、
総勢12名、みんなで一緒にトドスサントスへ向かうことになりました!!
旅行したのは11月1日。この日は死者の日といわれ、日本のお盆のように人々はお墓詣りに行きます。
去年私は大凧あげを見に行っておりました。
この死者の日、トドスサントスでは年に一度の重要なお祭りが開かれます。
その名も、『泥酔馬乗りレース!!』
祭の何日か前からお酒を飲み、かなり酔っぱらっている状態で馬に乗り、
コースを何度も往復します。
(相当、酔っぱらってます。)
一見ふざけているのかと思われるこのレースですが、参加するには結構な大金を積まなければならず、
馬に乗っている男性たちはほぼ地域の権力者であるようです。
彼らは馬に乗りながら雄たけびをあげたり、手綱から手を放したりして、自らの権威を主張します。
現在は土が柔らかくなって落馬して亡くなる人はほとんどいなくなったようですが、
これまでは落馬などして誰かが亡くなると、その一年は豊作になると言われていたようです。
もちろん、このレースも面白かったけれど、私が何より見たかったもの。それは
トドスサントスの人たち!!!!
みんな、同じ服着てる~~~!!!!!!!!!
子どもも若者も、おじいさんだって、みんな同じ衣装。
おじいちゃん、かっこいい~~!!!
その日のテンションはMAX。
ここぞ、と言わんばかりに写真を撮りまくりました。
女性だってみんなおなじ民族衣装。
かっこよくギター弾いてたって、同じ衣装。
ちなみに、イエス・キリストだって同じ衣装。
民族衣装のお店では、ついつい嬉しくて帽子を衝動買い!!!
ちゃっかりおじさんとパシャリ!!
帰るころには酔っぱらって力尽きた男たちが倒れていました。
私の期待に全部答えてくれてありがとう!!
彼らは別にそんなつもりはないでしょうが、念願だったトドスサントス、満喫しました。
しかーし。
みんながみんな同じ民族衣装を着ていたことにテンションが上がり、相当油断していた私。
お祭りで人がたくさんいるときは気を付けないと!といつも思っていたのにもかかわらず、
その日はみんな同じ衣装着てるから大丈夫♪なんて意味の分からない考えに陥っていました。
レースを見終わって、次の場所に移動するため歩いていた時、
階段を上ったあたりで人だかりができているのを発見。
気を付けないと落ちてしまいそうだったので少し強引に上に上がって人混みを避けようとあがいていました。
その時ギュ~っと前からも横からも押され、私の前にいたおばさんの鞄と私の鞄が合わさりました。
ハッと思い、カバンに手をかけようとしましたが、あまりにも押されるので手も動かすことができず、
一生懸命あがいて、よし!人混みから抜けた!と思って鞄を見ると、、、
閉じていた紐が開いている!!!
やばいと思ったときには時すでに遅し。中に入れていたi pod touchが盗られていました。
すぐに目を人ごみに戻し、そこにいた人々の手元を見て回りましたが、犯人はもうどこかへ行ってしまって見つけることはできませんでした。
こういう話、よく人から聞いていたのに・・・。自分がされて初めて、あぁ、こういうことか!と妙に納得してしまいました。
ほ~と犯人の手口に関心した後、ド~ンと後悔とショックの念が押し寄せて、旅の後半はテンション急降下。
旅先で警察に被害届を書いてもらうという残念な結果になりました。
帰国間際は気が抜けて犯罪被害率が高くなると言われていますが、今回の一件でさらに確かなものとなりました。
盗られてしまったのは残念だったけど、嘆いても仕方ない。
トドスサントスには行けたから!悔いなし!
次回は、同じく2位に輝いた旅行記第2弾の紹介です。
今回のトドスサントスはスリにあったので本来なら2位になんて登らなくてきっと10位くらいに降格しているはずですが、
旅行というひとくくりにしてしまったので2位になりました。
でもおんなじ服着てる人たちに囲まれる経験なんて二度とできないと思うので、
やっぱり2位!OK!